経営者インタビュー

調理もオペレーションも体当たりで学ぶ ~ディーアール・谷脇 宗

2018年06月12日

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谷脇 宗(タニワキタカシ)…1978年、東京都生まれ。父親の営む豚骨ラーメン専門店「ラーメン道楽」での店長経験を機に、2002年、株式会社ディーアールを設立。ライセンス契約の拡充を前提とした多店舗経営へ乗り出す。立地にあわせ業態を進化させながら2018年4月現在、10業態32店舗を展開中。

「立呑酒場もつぎん」「大衆ホルモン肉力屋」など、安くて気軽に楽しめる大衆酒場からビストロ、和食まで幅広い業態で展開し、勢いと存在感を放つ株式会社ディーアール。立地にあわせた自在な業態開発は、代表取締役社長 谷脇宗氏が磨いてきた外食業への感度と、とことんやり抜く精神力が根底にあった。谷脇代表のめざす、長く愛される地域密着の店づくりとは、どのようなものなのだろう。

家族経営のラーメン店から始まった多店舗展開

【Q】まずは谷脇社長のご経歴から教えてください

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株式会社ディーアール 谷脇宗社長

子どもの頃に父が自宅兼店舗でラーメン店をはじめて、飲食業は常に身近にありました。中学生のころから時々、アルバイトで皿洗いを手伝ったりしていましたが、本格的に事業として意識しはじめたのは19歳くらいでしょうか。

3店舗に増えたラーメン店の1店舗で店長を任されたのがきっかけです。店舗運営を通じて、商売の面白さを見出し、やるからにはラーメン屋の親父でおわりたくない、ビジネスとして展開させていきたいと考えるようになりました。

父にも了承してもらい、ラーメン店へ食材を卸す食品製造加工卸会社として株式会社ディーアールを設立しました。フランチャイズビジネスを考えていたので、食材を安定供給できるようにするためです。同時に、ラーメン以外の業態でも展開していくつもりでした。

【Q】なぜ、ラーメン以外の業態展開を考えられたのでしょうか

過去にBSE問題で牛肉、鳥インフルエンザでは鶏肉の供給体制が大きくダメージを受けました。豚骨ラーメン一筋でやって、万が一豚肉に問題が発生したら致命的です。リスクヘッジという意味でもラーメンだけではない業態開発は必要だと思っていました。

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多業態化が大きく進むきっかけになったのは、東京の亀有への出店です。駅前だけど7坪しかなく、ラーメン店を出すには狭い物件でした。そこで、女性も気軽に入りやすい、内装やメニューにこだわった立ち飲みの串焼き店「立呑酒場道楽(現・立呑酒場もつぎん 亀有店)」を出しました。

周辺に林立する既存の立ち飲み屋との競合を避けるため、周囲より少し高めの客単価を設定することで差別化して、ターゲットとする客層の集客をはかったのです。立地条件にあわせて業態を開発する弊社のスタイルが、ここからはじまりました。


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