海外食生活レポート

タイの日本食レストラン事情。日系企業の進出により競争が激化

但野 和博(Accounting Porter Co., Ltd.)  2016年11月08日

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日本と変わらない日本食が楽しめる都市・バンコク

日本とほぼ変わらないクオリティ、価格で、日常的に日本食が食べられる、タイ・バンコク。日本食のレベルだけで見てみると、世界でも数少ない都市のひとつです。

タイの日本食レストランは、約7千店あると言われています。大きく分けると、タイの大資本が運営する日本食に近い料理を提供するレストランと、日本人が直接関与しプロデュースした日本食を提供するレストランの2つに分かれます。

タイでは、日本食が一過性のブームで終わることなく、完全に定着しました。大きなデパートには必ず入っている、タイ資本のチェーン店などが受け入れられた結果です。カツ丼や天ぷら、ラーメン(特にとんこつ味)を知らないタイ人を見つけるのは、難しいくらいです。また、魚の生食に抵抗感を持つ人も多いタイですが、バンコク都心では刺身を食べる方も結構います。

価格帯は日本食居酒屋で一人2~4千円と思いのほかリーズナブル。また、日本企業の集まる工業団地内では、日本食弁当のデリバリーまであります。タイには多くの日本人が住んでいますが、日系飲食店、デリバリーを利用し、日本食だけで生活している方もたくさんいらっしゃいます。

日本企業の進出が続き、市場は飽和状態に

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現地資本が運営する高級和食レストラン「天裕」

このようにタイには多くの日本食レストランがありますが、依然、日本企業の進出は続いています。現地での仕入・配送ルートなどのインフラも整っていることから、タイ進出はさほど難しくないと、安易に考えるようです。しかし、既に日本で有名な企業はほとんど出揃っており、競合店との競争に晒されています。

有名チェーン店以外にも、郷土料理を前面に押し出した店や、日本食だけでなく日本人によるイタリアン、はたまたメイド喫茶まで。手を付けていない分野がないくらいにバラエティーも豊富です。当然撤退するところも出てきています。

執筆者プロフィール

但野 和博(Accounting Porter Co., Ltd.) 

2012年5月タイ・バンコクにて、Accounting Porter Co., Ltd.を設立。日系企業の進出サポート及び経理を中心としたバックオフィスサポートを提供するサービス業として、同社を運営中。日本での上場事業会社2社通算6年のCFO経験を活かし、日本本社部門との直接の対応を含み、現場では管理部門の立て直しを含めた相談にも対応している。

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