業界動向

二桁成長が続く中国外食市場へ参入する、日本企業をサポート(GSE)

2016年10月28日

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日系外食企業の中国進出をサポートするGSE株式会社。日本で大小さまざまな外食企業の店舗・厨房設計に関わった経験を持つスタッフが、飲食店の中国出店を支援しています。前年比10%増の成長が続く中国の外食市場と日本企業の進出について、同社の福西修代表取締役にお聞きしました。

【Q】貴社の業務内容について教えてください

弊社は、中国への進出をお考えの外食企業様向けに、現地法人の設立から、店舗設計・施工、オープン後のメンテナンスまで、トータルでサポートしています。香港および、上海を中心とした華東地区、広州市・深セン市を含む華南地区での店舗立ち上げの実績があります。

【Q】中国の飲食業界について教えてください

中国の外食産業の売上げは、2013年の43兆円から、2014年は50兆円、2015年には56兆円と、前年比10%増の二桁成長を続けています。日本の外食産業が近年、25兆円前後で横ばいになっているのと比べると、顕著な伸びを見せており、今後も高い伸びが期待できます。

その理由として、都市部での個人所得の増加があります。生活水準が上がったことで、より質の良い食材・料理を求める声が高まっています。

また、共働きの家庭も増えており、外食依存率が高くなっています。都市部では外資系チェーン店が増加しており、1人当たりの外食の支出は年間で11.3%、平均23,700円に増えました。

まだ大資本の参入が少ないため、比較的中小企業の活躍も期待できます。業態でいうと、日本では多いけれども中国では珍しい業態、たとえば「そば屋」などが、どんどん伸びていくのではないかと考えています。

【Q】中国進出にあたり、日本企業が気をつけるべきポイントを教えてください

中国の食文化に合わせて、メニューや値段を変えていく、ローカライズが必要です。しかし、最初から大きく変えてしまっては、日本でのノウハウも活かせませんし、独自性も出てきません。現地での反応を見ながら、少しずつローカライズを行なっていくべきです。

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