業界動向

「はま寿司」が台湾に進出。寿司人気が高まり、行列が続く

ヘレン  2016年09月27日

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2016年9月10日、「はま寿司」の台湾1号店が台北市にオープンしました。日本の大手寿司チェーン店としては、2014年12月にオープンした「くら寿司」に次いで2番目の台湾進出です。健康志向の高い台湾人に大いに受けて、寿司人気が続いており、連日満員御礼になっています。

はま寿司の1号店は、台北の中山北路2段という大通りに面し、近くにはとんこつラーメンの一風堂や名古屋発祥のとんかつ知多家など、日本から進出した飲食店が店舗を構えています。この通りには日系企業のオフィスビルが立ち並び、飲食店、菓子店、ホテルなど、比較的高級な店が目立ちます。

ノンアルコール

ラーメンやたこ焼きなど、
豊富なサイドメニューも人気の理由

はま寿司の価格は一皿40元(約130円)と、他の日系寿司チェーンとほぼ同じ価格に設定しています。寿司のネタは約70種類、サイドメニューも30種類以上と豊富です。日本のはま寿司と同じく、テイクアウトメニューもあります。

はま寿司1号店は、100坪の店舗に客席が160席ある大型店。にも関わらず、常に50名ほどの行列ができています。お店の従業員にお聞きしたところ、「HAMANAVI」というスマートフォンのアプリで予約をすれば、予約した時間に待ち時間なしで入店できるそうです。日本と同じサービスを受けることができ、大変便利です。

このように、近年海外へ進出する日系企業が増えています。それはなぜでしょうか? その答えは日本の人口構造にあると私は考えます。

執筆者プロフィール

ヘレン 

東京生まれの日本人。日本で会社員生活を経たのち、台湾人の夫と結婚して、1997年より台湾生活を開始。
子育ての傍ら、日本と台湾に関連するビジネスを起業し、「ビジネスセンター」設立準備にも従事。現在、日本語対応の強みを生かし、台湾における会社設立の相談をはじめ、企業の台湾進出をサポートする。
本コラムでは、16年間に及ぶ台湾生活で経験した台湾の変遷、商習慣、生活情報などを現地目線で紹介予定。

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