企業インタビュー

高い品質を武器に、インドネシアの外食・小売市場で販路拡大を目指す(PT.CBC PRIMA)

2016年05月11日

【Q】現地での雇用や人材教育で苦労された点を教えてください

PT.CBC PRIMAが事務所を構えるMidPlaza ⅡBuilding

PT.CBC PRIMAが事務所を構える
MidPlaza ⅡBuilding

インドネシア人は、純粋で素直な方が多い印象です。その一方で、会社への帰属意識や、主体性が乏しく感じられます。また、プライドが高いところもあり、人前で強めに注意をしたら、翌日出社して来なかった、ということもありました。

そのため、どのような役割を期待しているのかを、具体的に根気強く伝え続けるように努力しています。例えば、現地スタッフと一緒に商談に行き、その後のフォローを任せるとします。その場合、何をやって欲しいのか、仕事上の役割やこちらが期待していることを、自発的に動けるようになるまで伝えています。

また、インドネシアには、自身の技能や給与の向上を求めて転職を繰り返す「ジョブホッピング」の習慣があります。優秀な人材が採用できたと喜んでいたら、短期間で転職していったというケースもあり、長く働いてもらえるような環境作りが必要だと感じています。

【Q】今後の事業方針を教えてください

インドネシアは約2億5千万人と人口が多く、かつ若年層が厚いため、今後も市場の成長が期待できます。特に食品関連市場は急拡大する可能性があります。日本製の食品用ラップフィルムの高い品質を武器に、家庭用では現地大手スーパーと、業務用では外食企業と取引を広げ、食品関連市場での販路を確立したいと考えています。

その後は、その販路を使って、食品関連の衛生資材、包材の販売を行い、シェアの拡大を狙います。

PT.CBC PRIMA

1925年創業の化学品、医薬品、食品から医療機器、監視用レンズまでを扱う商社。輸出入、販売だけでなく、製造も行う「創造商社」として、世界に30以上の拠点を構える。

業種:商社 事業所数:1 従業員数:11名
本社所在地:MidPlaza ⅡBuilding, 12F, Jl. Jend. Sudirman Kav.10-11, Jakarta Pusat 10220 Republic of INDONESIA
お話:川瀬史安 Marketing Advisor

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