企業インタビュー

タイに続きインドネシアへ進出。ASEANへの攻勢を強めるサガミ(サガミチェーン)

2015年10月27日

中部地方を中心に、「和食麺処 サガミ」や「味の民芸」を展開する株式会社サガミチェーン様。2014年5月にタイ、2014年7月にインドネシアと、近年ASEANへの出店を進めています。インドネシア2号店オープン後の現状と課題について、株式会社サガミチェーンのインドネシアパートナーPT. GOBEL SAGAMI INDONESIA、才ノ木一隆 General Managerに伺いました。

20151027_idn_itw08_1

【Q】事業内容を教えてください

インドネシアで和食「SAGAMI」を2店舗展開しています。2017年までにさらに3店舗オープンし、合計5店舗とする計画です。

【Q】メニュー構成を教えてください

日本で定番のざるそば、天ぷらそば等のそば単品も用意していますが、現地の方は色々な種類の入ったものを好まれる傾向があることから、そばを含めたセットメニューを主体としています。また、ムスリムの方への配慮として、豚肉を使用したメニュー(とんかつ等)は販売していません。現在、2号店での一番人気はサーモンロール、そば、天ぷら、刺身などがセットになったメニューで、価格はRp.128,000(約1,100円)です。また、現地の方にそばのおいしさを知っていただきたいと考え、日本の店舗同様に、天ざるそばのそば食べ放題(時間無制限でRp. 88,000(約780円))も実施しております。

【Q】客層について教えてください

イオンモールBSD CITY内にある2号店の場合、インドネシアの華人が8割、プリブミ(元からインドネシアにいた民族)が1割、日本人が1割といったところです。元々、イオンモールの周辺が華人の多い居住区なので、華人の方たちにより多くご利用いただいています。

【Q】タイにも進出されていますが、タイ人とインドネシア人では好みの違いはありますか?

20151027_idn_itw08_2

一番人気のセットメニュー

タイの場合「すっぱさ」、「辛さ」、「甘さ」が同居しており、メニューによってその強さの順番が変わってきますが、インドネシアでは「すっぱさ」は敬遠されがちで、「甘みのある辛さ」が好まれます。その為、各国ごとにベースとなる返しの味付けを微調整しております。インドネシアでは、よりコクと甘味のある味に仕上げており、インドネシア店舗独自のスパイシースープを使用したそばも販売しております。
また、とろろのように粘度があって糸を引くような食材も、見た目からか敬遠されることが多いため、販売しておりません。

企業インタビュー  バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ





メルマガ登録はこちら