企業インタビュー

ダイニングイノベーションに聞く、インドネシア戦略(PT.INOVASI KULINER INDONESIA)

2015年05月12日

日本で焼肉、焼き鳥、ラーメンなどの飲食店をチェーン展開している株式会社ダイニングイノベーションは、インドネシアへも進出しています。ジャカルタで焼肉店、しゃぶしゃぶ店を運営する現地法人PT.INOVASI KULINER INDONESIA様の関根章裕Managerに、社員教育への取り組みや今後の戦略について、お聞きしました。

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【Q】事業内容を教えてください

ダイニングイノベーションホールディングスの子会社として、インドネシアでの外食事業を展開しています。焼肉店の「KINTAN」、しゃぶしゃぶ店の「しゃぶ里」を運営しており、2015年1月には新しくデザート店の「鯛パフェ」をオープンしました。

【Q】インドネシアに進出された理由を教えてください

人口が約2億4000万人と日本の2倍あり、市場規模が大きいと判断したためです。また、弊社が得意としている肉料理に対する需要があると見込んだ部分もあります。実際、多くのお客様が来店され、週末には行列ができるほどご好評をいただいております。

【Q】インドネシアへの進出で苦労された点を教えてください

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焼肉店「KINTAN」の店内の様子

政府の規制による牛肉の調達の困難さや物件獲得の難しさ、各種ライセンスやビザの取得に想定以上に時間とコストがかかる点が、苦労した点になります。また、日本から食材を輸入するのが難しいため、現地で入手可能な食材を使ったメニューを開発し、8割は現地調達しています。日本のように幅広い食材を扱っている総合商社がないため、アイテムごとにサプライヤーを分ける必要があります。

【Q】客層を教えていただけますか?

お客様のうち、約80%がインドネシア人です。残りの20%が日本人を含む外国人になります。男女比率は、4:6で女性の方が少し多いですね。

また、インドネシア人は団体で来る方が多いです。とはいっても、こちらでは宴会などの特別な理由がなくても、20~30人が集まって食事をする文化があるので、お客様自身にとっては、団体という認識はないと思います。

【Q】メニュー構成で気をつけていることはありますか?

KINTANでは、インドネシア人が食べて満足する料理を、メニューの中に入れています。同様に、華人向け、日本人向け料理のノウハウもあるので、そのすべてをメニューブックに入れています。ただ載せるだけではなく、ホールスタッフが注文の際に、オススメとして提案し、食事をされた方に満足していただけるようにしています。

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