海外食生活レポート

タイ人の食生活を支える屋台(タイ)

Borwornluk Maingam(ボーウォンラック・マイングァム)  2014年07月17日

タイの食生活を語る上で絶対に外せないのが、屋台です。それほど、人々の普段の生活に密接に関わっています。タイでは、街のあちこちで屋台が見られ、手軽に食事ができる場所として日常的に利用されています。なんといっても、「早い、安い」のが大きな魅力の一つです。

仕事帰りに屋台で夕食を食べる人々

日本でもお祭りなどで屋台は見られますが、タイの屋台は日本の屋台よりずっと安く、一年中あちこちで営業しており、日本の屋台とは違うものと考えていただければと思います。

屋台での食事は安くておいしいため、外国人観光客にも人気がありますが、通りにあるので、少し衛生面に気をつけたいところです。屋台の定番メニューをご紹介します。

カットされたフルーツが並ぶ

■主食
・ご飯とおかず(タイ・カレー、目玉焼き、豚肉や鶏肉のから揚げなど)
・麺類(ラーメン、焼きそば)
どちらも、50バーツ(約150円)ほど。

■フルーツ
皮を剥いた状態やカットした状態で、様々なフルーツが売られています。
20バーツ(約60円)ほど。

■デザート
ココナッツミルクにバナナや蒸したかぼちゃをあえたもの、黄身を使った団子をシロップで煮たものなど。
およそ20バーツ(約60円)。

■スナック
一般的なスナック菓子も売っていますが、自転車やバイクにつけた屋台(行商人)では、昆虫(タガメ、イモムシ類など)を揚げたものなどを販売しており、人気のスナックです。
小分けにした袋が20バーツ(約60円)ほど、1匹では1バーツ(約3円)です。

■飲料
一般的な缶・ボトル入りのものも買えますが、自家製のハーブを使った飲み物が人気です。それをコーヒーや豆乳(温・冷)に混ぜたものをカップ売りしています。
缶・ボトルは10~20バーツ(約30~60円)ほど、自家製ハーブ飲料は30~50バーツ(約90~150円)ほどです。

■屋台の開業・運営のルール
屋台の開業は、それほど厳しい規制はなく、タイ保険省にライセンス料を支払い、同省が定めたルールにそって営業すればいいようです。

そのルールとは、

*屋台は容易に洗える素材であり、常にきれいにしておく。高さは60cm以上。

*塵や虫混入を防ぐべく、調理はカバーを用いる。

*飲料水は蓋付のきれいな容器にて保管。

*食品用の氷はきれいでなければならない。

以上です。あまり厳密には守られていないのが現状です。

屋台の数はますます増えています

また、屋台の使用場所の諸条件もあり、以下は主なものです。

*行政管理地域(公共スペース)内での月間使用料は、300~500バーツ(約900円~1,500円)。毎週月曜日は使用場所に行政による清掃が入るのため営業不可。公共設備を阻害しない場所に限られます。

*他の場所での営業は、午前7時~午後11時まで。同店経営者と月極契約。賃料は2,000バーツ(約6千円)からです。こちらは毎日営業可能です。

*市場やお寺での祭事に期間限定で営業する場合は、市場運営者やお寺の許可取得および各条件に従うこと。

屋台数はまだまだ増加傾向にあり、当然競争も出てきています。そのため、最近はメニューに趣向を凝らすなど、消費者にとっては嬉しい動きが出始めていますので、今後ますます活気が出てくるものと期待しています。

執筆者プロフィール

Borwornluk Maingam(ボーウォンラック・マイングァム) 

ニックネームはTai(タイ)。バンコクで日系商社に勤める、26歳の独身女性。
趣味は、自宅で漫画やネットサーフィンを楽しむこと。ナンプラー(魚醤)が大好きで、ありとあらゆる料理にかける生粋のタイ女性。

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