海外食生活レポート

マグロ人気を追い風に台湾の高級寿司店が大繁盛(台湾)

ヘレン  2014年05月08日

台湾の外食業界の中で、日本の寿司屋はどのような位置づけなのか、皆様のリクエストにお応えして、今回は台湾の寿司事情をレポートしたいと思います。

お客さんでにぎわう台湾の回転寿司店

約50年に渡り日本は台湾を統治していた歴史があるためか、「寿司」という漢字は残り「ソース」と中国語で発音されています。まず、稲荷や巻寿司は、台湾の朝市・夜市などのローカル市場で、販売しているお店を見かけます。具材にはきゅうりや卵の他に「ローソン」と呼ばれる「でんぶ(肉や魚を乾燥させた物)」が入っています。(「ローソン」に関しては、また今度詳しくご説明しますね)また、ローカル市場にもかかわらず、手の込んだ花寿司を見かけることもあります。

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回転寿司店の握り寿司

さて、握り寿司はどうかというと、台湾経営の回転寿司、個人オーナーが経営する寿司屋、ス-パーの海鮮売場、ホテルの中にある日本料理店で提供されています。ホテルのブッフェなどの一皿としても寿司は必ず登場します。握り寿司も巻寿司などと同様に、台湾で馴染みの深い寿司料理の一つなのです。また、台北では日本人学校のある天母という地域では、デリバリーを専門とする寿司屋も存在し、宅配寿司を注文することができます。

私自身も、会社の近所にある和風居酒屋で寿司定食をいただきますが、美味しいお魚はどこで仕入れているのかお店の方に伺うと、台北の港である「基隆港」とのことでした。台北の港「基隆港」では美味しい魚がいっぱいとれるそうです。

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台湾ではマグロが大人気

話は変わりますが、台湾の老舗寿司屋「三井」がマグロを高値で一本競り落とし、話題になったこともありました。「三井」は私が台湾に来た当時からある、台湾でも有名な老舗寿司屋です。企業の接待にも使われている高級店ですが、お昼は毎日ここで召し上がるという富裕層のリピーターさんも大勢いるようです。昼夜いつでも賑わっている人気店の「三井」では、新たなビジネス戦略としてお魚の小売を開始しています。

また、台湾のスーパーの鮮魚売場が、デパ地下に日本料理店と回転寿司を出し、外食業界で話題になりました。オープンからすでに5年経ちますが、お店の様子を見ると、繁盛しているようです。一皿40元~280元までと、ネタにより価格に開きはありますが、決して安いというわけではありません。でも、富裕層も多い台湾ではこの価格でも行けるのでしょう。こちらのスーパーは、「三井」とは逆で、生鮮売り場から飲食業も展開しています。貪欲に次のステップアップを目指すのが、台湾の寿司ビジネスです。

現在のところ、台北に日本の回転寿司チェーン店は開店していませんが、既に一部の企業様が台湾進出を予定されているような噂も耳にしています。台湾で新たな寿司バトルが展開される日も近いのかもしれません。

執筆者プロフィール

ヘレン 

東京生まれの日本人。日本で会社員生活を経たのち、台湾人の夫と結婚して、1997年より台湾生活を開始。
子育ての傍ら、日本と台湾に関連するビジネスを起業し、「ビジネスセンター」設立準備にも従事。現在、日本語対応の強みを生かし、台湾における会社設立の相談をはじめ、企業の台湾進出をサポートする。
本コラムでは、16年間に及ぶ台湾生活で経験した台湾の変遷、商習慣、生活情報などを現地目線で紹介予定。

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