世界でたたかう外食企業

台湾で「現地語で日本サービス」を掲げる評価会社(ボーケン台湾~台湾)

2014年08月19日

日本と同様、数々の食品異物混入事件の報道が続き、食の安全への関心が高まる台湾。今回は、台湾でも食品関連のお問い合わせを多くいただくボーケン台湾様に、現地の事情をお聞きしました。

【Q】日本での主な事業内容を教えてください。

主に、繊維関係及び生活雑貨の品質評価をしております。さらに、今年の3月より厚生労働省より認可を得て、調理器具や食品に接する容器・包装の検査も開始しました。これまでは「衣」にあたる繊維製品や「住」にあたる生活雑貨の品質試験から建築資材等のホルムアルデビトといった安全性の試験を行っておりましたが、今後はそれらに加えて「食」の分野においても取り組みを開始し、生活の基盤となる衣・食・住の全分野の検査に携わっていきます。

【Q】台湾進出のきっかけを教えて下さい。

元々、台湾は戦後から1980年頃まで世界的にも繊維産業の中心だったという背景から、1992年に台湾の財団法人TTRI紡織綜合所と業務提携という形で進出しました。また2004年に、スイスに本社がある世界最大規模の検査機関グループSGSの台湾支社と業務提携を開始し、本格的な進出をしております。

【Q】台湾での主な事業を教えてください。

日系企業と取引がある台湾企業から日本向けの繊維製品の品質評価が主な事業です。また、近年は台湾国内での安全意識の高まりにともない、日系企業から台湾国内向けの繊維製品、雑貨や食品関係の検査依頼も頂いております。

【Q】日系企業へ提供しているサービスについて教えてください。

ボーケン評価機構が業務提携をしているSGS台湾は繊維製品だけでなく、食品から電子関係、もしくはオイル・ガスといったところまで幅広く検査・認証業務を行っております。SGSとの業務提携を活かし、台湾へ進出される際にお問い合わせ頂けましたら、出来る限りご協力させていただいております。

また、「現地の言葉で日本のサービス」というモットーを掲げております。弊社のスタッフ3人とも日本語と中国語が話せますので、現地企業の検査なども承ることが出来ます。検査報告書も、日本語、中国語、英語の多言語で対応しております。

【Q】取引先とのやりとりで、日本との違いを感じることはありますか?

日本のお客様と比べて素早い決断を求められる場合が多いように感じます。そのため、弊社の場合、お客様からの質問を受ければ出来るだけ早く丁寧に回答していくという体制作りに力を注いでまいりました。

【Q】台湾の方の食の安全意識について気付いたことなどありましたら教えてください。

2008年に中国で起きたメラミン入り粉ミルク事件により、台湾の人々の食に対する安全の意識が一気に高まったように見受けられます。さらに、ここ数年、台湾国内の食品業者による飲料等への可塑剤の混入、練り物への違法食品添加物の使用、米や豆類の残留農薬および食用油の表示偽造が発覚したことにより、台湾の美食文化に暗い影を落としました。

これを受けて行政は、今年2月に食品衛生管理法を「食品安全衛生管理法」に修正して、罰則や刑罰を厳しくし、業者の自主管理、認証機関の検査、政府機関の抜取り検査による品質管理を取り込むことにより、消費者保護と食品業者への管理体制を強化しています。

【Q】台湾進出を考える日本の企業になにかメッセージをお願いします。

台湾に進出される外食企業様は、台湾での食の安全意識の高まりに留意し、安全をアピールすることで、成功していく確率を引き上げることができるのではないかと思います。

一般財団法人ボーケン品質評価機構 SGS台湾試験センター

繊維を中心とした試験・研究を行う総合的試験機関。主に天然繊維や化学繊維原料から各種最終繊維製品までの試験、検定を行っている。台湾においては、SGS台湾と業務提携をしており、繊維製品のみならず食品関連を含めた幅広い製品を試験、検定をしている。

企業名(英語表記):BOKEN Quality Evaluation Institute, SGS TAIWAN TESTING CENTER
業種:一般的要求性能試験、機能製品試験、事故原因調査 、機器分析試験、二次製品の検品・検反・補修、生活用品試験、作業環境・室内環境測定
本社所在地:新北市新北産業園區五權路31號
店舗数:1事業所 従業員数:3名
取材担当者様氏名:山本弘雅所長代理

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