ヒット商品の舞台裏

喫茶店文化の衰退と運命をともにした「業務用濃縮紅茶」が、再ブレイクした理由~GSブラックティー(ジーエスフード)

2018年06月08日

ブレイクした2016年の売上は前年度比150%、その後の売上も衰えることなくわずか2年で、かつての売上のピークに迫る勢いをみせている。

「長年、売上げのほとんどは業務用でしたが、現在の売上比率は業務用6割、小売4割に伸びています。現在では、レモンティーやピーチティーというPB商品も生まれました。SNSでの拡散はきっかけではありますが、ヒットしたのはお客様との長年のおつきあいで信頼関係がしっかり出来上がっていたことにある気がします。 

GSブラックティーの中身自体は発売以来、何も変っていません。でも、時代が変化しても、その変化にあわせた展開ができる底力を持っている商品です。近年の喫茶店は、チェーン店ではない場合は、こだわりのコーヒーや紅茶を出すカフェが主流になってきました。そんな店では、GSブラックティーを薄めてただそのまま出すことはしないでしょう。そのかわり、別の形でのご提案をしていけると考えています」

ステージは喫茶店からカフェへ。新たな商品提案

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”濃縮”だからこそ作れるメニューもある

GSブラックティーは小売でのヒットをきっかけに、改めて業務用としての新たなニーズも見出している。たとえば、カフェ・スイーツの原料としての可能性だ。

「5倍濃縮という強みを生かし、製菓材としてのご提案をしています。これまでも紅茶ゼリーなどはありましたが、たとえば紅茶プリンや紅茶ティラミスなど、しっかり風味を感じるスイーツが簡単に作れます。また、ドリンクとしても冷凍ミックスベリーをいれてベリーティーにしたり、ライムやオレンジを足してシトラス風味にしたりして、見た目も、よりカフェ向けのメニューを考えてご提案しています。ドリンクもデザートも、これ1本でいろいろ使えるというご提案です。また、他メーカーの商品とコラボしたメニューを考えて一緒に拡販していくという取り組みも行っています」 

昔ながらの喫茶店は減りつつあるが、カフェやリゾート・レストラン、居酒屋などへの用途拡大は、間に入る卸企業からの要望も根強いという。

「弊社はやはり業務用をメインにやってきたので、小売での再ブレイクをきっかけに、アイスティーやアイスミルクティーだけではない新たなメニュー提案を、もっと多くの飲食店様にしていきたいと思っています。 

GSブラックティーは、ひとつの文化と一緒にずっと歩んできましたが、また新たな流れに乗って発展していく商品です。いろんなシーンで使っていただけるよう、その可能性を広げていきたいです」

BtoBプラットフォーム商談

株式会社ジーエスフード

本社:〒578-0977大阪府東大阪市鴻池徳庵町7番49号
電話:06-6744-1551 お話:企画室チーフ 大西美香さん
事業内容:外食産業関連業務用総合食品の製造並びに販売
公式HP:http://www.gsfood.co.jp/

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