業界再編のゆくえ

小売業界の再編まとめと今後の見通し ~ コンビニ、スーパー、百貨店

2016年12月09日

コンビニ業界:ファミリーマートの統合が、新たな再編のきっかけに

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ここからは各業界の動向を紹介する。コンビニ業界では、2009年のファミリーマートによるam/pmの子会社化以降、2016年8月まで、最大手のセブン-イレブン、業界2位のローソン、同3位のファミリーマート、以下、サークルKサンクス、ミニストップという業界順位は変わらない状況が続いていた。

しかし2016年9月のファミリーマートとユニーHD(サークルKサンクス)の統合により、順位が変動。ファミリーマートが店舗数でローソンを上回り、セブン-イレブンに次ぐ、第2位に浮上した。 

これに対し、ローソンは巻き返しを図る。2014年のポプラとの資本提携に続き、2016年4月にはスリーエフとも資本関係を締結した。鎌田氏によると、今後カギとなるのは、ミニストップだという。 

「ミニストップは、店舗数こそ2,242(2016年10月末現在)と少ないものの、店内で調理する弁当やホットスナックなどが好評で、一定のファンを獲得しています。そのミニストップを傘下に持つイオンの筆頭株主は三菱商事ですが、実はローソンの筆頭株主も同じ三菱商事なのです。しかも三菱商事は、2017年1月頃にローソンに対してTOB(株式公開買い付け)を行い、出資比率を50%強に引き上げ、完全子会社化する予定です。業界2位の座を取り戻すために、三菱商事の主導で、両社の統合や業務提携が行われる可能性が高いと見ています」 

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社の寡占化が進み、売上は業界全体の約85%を占める。鎌田氏の話の通り、ローソンとミニストップの提携や統合などが起こった場合、約95%となり、大手3社による寡占化がより進むこととなる。


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