業界再編のゆくえ

食品メーカー・卸の再編まとめ ~ 業界ごとの戦略と今後の見通し

2015年11月10日

近年、少子高齢化や人口減少の進展による市場の縮小、原材料の価格高騰、食の安全・安心を担保するためのコスト増などを背景に、食品業界を取り巻く状況は厳しさを増している。

そんな中、国内の食品メーカーや卸の買収・合併をはじめ、食品関連業界で再編の動きが活発化してきた。企業内努力だけでは限界に達し、各社が生き残りをかけた動きに出ている。

今回は、中堅・中小企業を対象とした合併や買収の仲介サービスを手掛けるM&Aキャピタルパートナーズ株式会社に話を聞き、今後さらに加速が予測される食品業界の再編について探った。

伊藤ハムと米久の統合が業界再編の引き金に

2015年9月15日、食肉加工メーカー大手の伊藤ハム(業界2位)と中堅の米久(同7位)による経営統合が発表された。2016年4月に共同持ち株会社である「伊藤ハム米久ホールディングス」を設立し、2社を事業会社として傘下に置く形で調整に入っている。これにより、ハム・ソーセージ事業の国内シェアではトップの日本ハムを凌ぎ、売上でもトップの同社に迫る規模となる。国内市場が縮小する中、商品開発と調達力を強化したうえでアジア地域の市場開拓を加速させる見通しだ。

国内各紙によると、集約が進んでいない他の食品企業の再編にも影響を及ぼしそうだという声も挙がっている。

そこで、近年活発化している食品業界再編の動きを把握するためにも、2014年以降に実施された再編事例について一覧にまとめた。


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