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青汁が飲食店に登場!グランドメニュー化への経緯は?

2014年08月05日

人気の「生青汁モヒート」

野菜の王様とも称されるケールを主原料に、高い栄養価がバランスよく含まれた健康食品、青汁。現代人の食生活における野菜不足解消をテーマに、数々の商品が市場を賑わせている。しかし、「臭い」「苦い」「不味い」というマイナスイメージから、敬遠する人も多いことだろう。そんな青汁を使ったドリンクや料理が、大手外食チェーンをはじめ約700の飲食店でグランドメニューとして取り入れられ話題を呼んでいる。火付け役は、健康食品や基礎化粧品などの販売、インテリアデザインなどを手掛ける株式会社MHM(本社:東京都目黒区)だ。一部の健康志向者にしか受け入れられない印象の強い青汁が、飲食店のグランドメニューという表舞台へ上がった経緯を探った。

健康を気遣う飲食店員からヒントを得た商品開発

同社では、2011年から二日酔いに効くウコン系のサプリを販売していた。取引先である多くの飲食店に出入りする際、店のスタッフが健康を気遣って青汁を飲む意外な光景に出会ったという。店側が青汁に対して抵抗がないなら飲食店のメニューとして成立するかもしれないと考え、様々なタイプの青汁を取り寄せて酒に混ぜる試作を繰り返した。しかし、どれも味が悪くとても商品化できるものではなかった。

そこで、本格的な開発に乗り出すこととなる。アルコールと割っても違和感がなく、健康的で、そして何よりも美味しく何杯でも飲める味を追求。青汁特有の青臭さがなかなか消えず、相当な数の試作品を作り続けた。そして、日本人に馴染み深い緑茶とほうじ茶を絶妙なバランスで配合することで、ようやく納得できる味に辿り着いた。

さらに、青汁の良さと健康をテーマとして協力会社と共に開発を続け、低温殺菌により「酵素」と「乳酸菌」を生かしたまま粉末化することに成功。その技術を青汁に取り入れ、これまでにない生青汁という画期的な商品を生み出す。

飲食店で人気の酒といえば、やはり生ビール。また、チューハイの生グレープフルーツや生レモンなども比較的単価がとりやすい。そこで、「生」というワードにこだわり「生青汁」という商品名に決定した。

酒卸業者の口コミから販路拡大

こうして商品化された生青汁を広めるため、すでに取引があった飲食店に、アルコールに混ぜる青汁としてサンプルを配布。反応は「青汁なのに美味しい」「健康的にお酒が飲めるので安心」と上々で、飲食店員からの口コミで徐々に広まりをみせる。その口コミは酒卸業者を通じて全国の酒販店に広がり、酒販店のプッシュもあって取り扱い店舗は順調に増えていった。健康はもちろん美容効果も期待できることから、六本木や銀座など働く女性に人気の飲食店が多いエリアを中心に攻めたのも功を奏したようだ。

2014年7月現在、生青汁をメニューとして取り入れる店舗は約700にまで広がっている。1店舗あたり月平均1箱30包のペースで、ひと月に20,000~30,000包が飲まれている。特に夏場は好評で順調な伸びを示し、7月は35,000包を超える見込みだ。

さらに、生青汁を使ったメニューのレシピも作成。ドリンクはもちろん料理やスイーツなど、180を超えるレシピが公開されている。これを参考にオリジナルの生青汁メニューを創作する飲食店主も多く、生青汁人気を後押しする形となっている。

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