【投資先企業紹介】持続的な食糧生産に貢献するアグリ・フードテック分野に投資するAgFunder SIJ Impact Fundにおいて新たな投資先スタートアップを選定しました。…

掲載日: 2022年07月05日 /提供:SDGインパクトジャパン

株式会社SDGインパクトジャパンとAgFunder Asia Pte.が共同で運営するアグリテック・フードテックのインパクトファンド「AgFunder SIJ Impact Fund」において5つのスタートアップを新規投資先として選定しました。5つのスタートアップには酵母を利用した機能性タンパク質の開発をしている「Yeap」(イスラエル)やキノコの菌糸からレザーを製造するバイオファブリック企業「Mycotech Lab」などが含まれます。


株式会社SDGインパクトジャパン(共同代表取締役:小木曽 麻里、ブラッドリー・ブセット、以下「SIJ」)と、シンガポールのベンチャーキャピタルAgFunder Asia Pte. (代表者John Friedman、読み方:アグファンダー)が共同で運営するアグリテック及びフードテックに投資するインパクトファンド「AgFunder SIJ Impact Fund」が、5つのスタートアップに新規投資先に選定したことをお知らせいたします。

【出資先の例1.:Yeap】

                                   (Yeapウェブサイトより)

最初の投資先は、イスラエルのフードテック企業「Yeap」(https://yeap-proteins.com/)です。同社は、工業用食品・飲料加工の副産物である酵母を利用した機能性タンパク質パウダーを開発しています。同社製品の優位性は、植物由来成分の代替品として、幅広く食品に適用できることであり、さらに社会的インパクトが大きいと考えています。主要成分の加工における廃棄物の再利用ができるうえに、同社製品が大豆よりもPDCAAS(たんぱく質消化性補正アミノ酸スコア:含まれているアミノ酸の組成だけでなく,そのタンパク質がどのくらい消化されやすく,体内で利用されやすいかを総合的に判断したもの)が高く、栄養価が高いと考えられます。現在世界の食糧システム全体が経験しているサプライチェーン・ショックや、多くの人たちに費用対効果の高い持続可能な栄養源を提供する必要性があり、同社のテクノロジーのニーズが高まっています。

【出資先の例1.:Mycotech Lab】

(Mycotech Labウェブサイトより)

もう一つの投資先はインドネシアの代替素材関連企業の「Mycotech Lab」(https://mycl.bio/)です。同社は、菌類の根株である菌糸を利用して、高機能で持続可能な皮革のようなバイオファブリックを製造しており、従来の動物性皮革製造業と比較して、水とエネルギーの使用量を大幅に節約し、二酸化炭素排出量も劇的に削減することができます。AgFunderは、同分野で事業展開を成功している欧米での新興企業に投資経験もあり、当社はアジアにルーツを持ち、製造面だけでなく最終製品のデザインや販売においても日本ですでに多くのパートナーシップを築いており、世界のアパレル産業の製造拠点に変革をもたらす最前線にいると考えています。

上記2件に加え、その他3件の投資先も農業食品のバリューチェーンにおけるさまざまなソリューションに取り組んでいます。

また、SIJは、AgFunder SIJ Impact Fundのローンチを記念して、リアル・オンラインのハイブリッドイベント「サステイナブルな食と農の未来を加速する:急成長するグローバルなアグリ・フードテックのスタートアップシーンと日本」(以下「本イベント」)を開催しました。

リアルでは60名、オンラインでは100名を超える方々に参加いただき、セミナー後の交流会も大幅に延長しての終了となりました。

明治ホールディングス株式会社とアサヒグループホールディングス株式会社により総額10百万ドルの出資を受け、持続可能な食糧システムを実現する可能性を持つ優れたスタートアップをグローバルに発掘・投資活動を行なっています。

■イベントの様子
【第一部】AgFunder及びAgFunder SIJ Impact Fundの紹介

第一部ではAgFunderの創業者兼マネージングパートナーであるMichael Deanより、オンラインでAgFunderとAgFunder SIJ Impact Fundの紹介を行いました。




アグリテックに特化したメディア企業としてのAgFunderと、ファンド事業に至る変遷、そして今回AgFunder SIJ Impact Fundの設立にまでの道のりを紹介しつつ、AgFunder SIJ Impact Fundのファンドコンセプト、投資を通じてどのような形でインパクトを創出していくかなどについて話しました。

【第二部】パネルディスカッション♯1
「グローバルなシーンにおける日本のアグリ・フードテックへの期待とAgFunder」
第二部では、現在AgFunderの投資ポートフォリオ唯一の日本企業であるインテグリカルチャー株式会社のCEO 羽生 雄毅氏及び、AgFunderのアジア地域を統括するAgFunder Asia, Executive Director、John Friedmanがパネルとして参加し、食と農に特化したコンサルティング会社である株式会社メロス 代表取締役の小倉千沙氏のモデレートの下で行われました。

インテグリカルチャーは、今年1月のシリーズAラウンドで7.8億円を調達し、AgFunderを含む海外VCからの出資を受け入れました。羽生氏より、海外VCから出資を受け入れることがどのような事業への変化をもたらしたかお話しいただきました。特にAgFunderなどが持つ海外VCのネットワークやリソースが海外展開へのステップに貢献した点を強調されていました。

AgFunder AsiaのJohnからは海外VCからの調達を進めるにあたり、ファンドの投資方針や過去のポートフォリオなどの下調べの重要性が提起されました。

【第三部】パネルディスカッション # 2
「急成長するグローバルなアグリ/フードテック投資とESG/インパクト」



第三部では、SIJ 共同代表取締役の小木曽麻里がモデレーターを務め、AgFunder SIJ Impact FundのLPである、明治ホールディングス 価値共創センター センター長 長田 昌士氏、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ 新規事業開発部 部長 前田 匡毅氏に加え、ESG投資の専門家 ニューラル 代表取締役CEO 夫馬 賢治氏を迎えてのパネルディスカッションを実施しました。

今回出資を決めた明治HD、アサヒHDの両社ともに、AgFunder SIJ Impact Fundへの出資を通じた自社の新規事業や研究開発への貢献を期待するとともに、サステイナブル投資やインパクト投資の領域への関心が高く、本ファンドを通じて、企業としてサステナビリティへ取り組みのレベルアップにつなげることを期待していました。

夫馬氏からは、食品・農業の業界が、サステナビリティにおける「解」をまだ持ち合わせていない点についてコメントがありました。例えばエネルギー業界における水素や太陽光、自動車業界におけるEVなどは、サステナビリティを考慮した代替ソリューションが生み出されつつあるのに対し、食品や農業の産業では明確なソリューションが未だ見えておらず、より積極的な解探しへの取り組みが必要ではないかとの指摘がありました。

■イベント概要
イベントの内容、登壇者のご紹介はこちらをご覧ください。
https://sdgimpactjapan.com/jp/20210604_agfunder_eventreport/#event

SDGインパクトジャパン会社概要
社名    株式会社SDGインパクトジャパン
所在地   東京都渋谷区渋谷1-12-2クロスオフィス渋谷704
代表者   小木曽麻里、ブラッドリー・ブセット
設立時期  2021年1月
事業内容  インパクトファンドの設立・運営推進、SDGsアドバイザリー
URL     https://sdgimpactjapan.com/jp/

以上

提供元:PR TIMES

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