葉が肉厚な結球レタス『ブルラッシュ』の種子を発売

掲載日: 2018年11月15日 /提供:サカタのタネ

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2018年11月15日

葉が肉厚な結球レタス『ブルラッシュ』の種子を発売
豪雨による傷みが少なく、結球・肥大性に優れた?抽性品種


サカタのタネは、葉が肉厚で、豪雨による葉の傷みが少ない結球レタスの新品種『ブルラッシュ』=写真=を開発し、2019年1月上旬から種子を発売します。



『ブルラッシュ』は、サリナス系※1の早生品種です。レタス生産の主な作型である高冷地の夏~秋どり向きで、結球性と肥大性に優れており、レタス根腐病※2レース1、2およびレタス黒根病※3に安定した耐病性※4があります。また、?抽性品種のため種子をまける期間が広く、高冷地なら5~7月の間に播種ができます。近年、真夏の異常高温、集中豪雨などの影響でレタス生産は非常に難しい環境となっています。『ブルラッシュ』の最大の特長は、このような状況下で、葉肉が厚いため、豪雨などで生じる葉の傷みの被害が少ないことです。さらに豪雨後の回復力が高いため歩留まりが高く、安定出荷を可能にします。当社の夏場の乾燥に強いレタス「インターセプト」と雨に強い『ブルラッシュ』の2品種を併用することで、過酷な夏の栽培をさらに乗り切ることができ、秀品率向上が期待できます。

当社では従来品種に比べて耐病性や形状、出荷安定性に優れた結球レタスの品種群「セレブレーション」シリーズを2014年に立ち上げ積極的に展開しており、本品種の追加でラインアップは計6品種となります。

『ブルラッシュ』の種子の希望小売価格※5はペレットシード※6缶5,000粒入り11,000円(税抜)で、全国の種苗店、JAを通じて販売します。3年後の売上目標は5,000万円です。

■優れた性質を数多く持つ画期的なレタス『ブルラッシュ』

『ブルラッシュ』の特長は、葉が肉厚で豪雨による被害に強いだけではありません。外葉が立ち上がる性質があり、日よけの役割を果たし、長雨後の急な強光下で葉が日焼けをして色が白くなる白化やしおれが起きにくい性質があります。また、葉のかぶりが深く、形が崩れにくいので包装作業が容易です。青果は偏平形で、底部の形がよく安定しており、箱詰め作業がしやすく、作業性が高いです。出荷時には、葉や茎が傷みにくいので輸送性が高く、大玉で、球色はレタスの中でも特に濃緑でテリがあり、日持ちもするため店頭でのパフォーマンスにも優れています。



【比較画像】圃場でのパフォーマンス
左:ブルラッシュ 右:他社品種
葉肉が厚く丈夫なため、他社品種に比べ雨による葉の傷みが少なく、葉の色が濃い。葉のかぶりが深い。



■レタス『ブルラッシュ』の作型図

■「セレブレーション」シリーズについて



「セレブレーション」とは、アメリカンフットボールのゲームでタッチダウンした選手がその喜びを表現するパフォーマンスです。当社では従来の品種に比べ、耐病性や形状、出荷安定性に優れる結球レタスの品種群を「セレブレーションレタス」と冠しました。



※1 サリナス系:結球レタスの主流のタイプ。葉の表面の起伏や縁の刻みが少ない。葉肉が厚く、一般用のほか業務・加工用にも向く。

※2 レタス根腐病:春~夏秋どりの代表的な土壌病害。根や維管束などに発生し外葉からのしおれや生育不良、進行すると枯死する。病原菌は感染する品種の違いにより3つのタイプ(レース)に分類され、このうちレース1は温暖地(一般地)や高冷地に広く分布し、レース2は高冷地と一部の温暖地(一般地)に やや限定的に分布している。耐病性品種による防除が一般的、かつ非常に有効である。

※3 レタス黒根病:近年高冷地で発生が確認された土壌病害。感染した根は褐変した後脱落するため、主に7~8月の収穫期に外葉から激しくしおれる。発病程度に品種間差が認められるため、根腐病と同様に耐病性品種の育成が期待されている。

※4 抵抗性と耐病性:耐病性とは圃場抵抗性ともいい、病害におかされはするが、その程度が軽いという性質をいい、抵抗性は真性抵抗性ともいい、病害自体におかされない性質をいう。

※5 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

※6ペレットシード(pelleted seed):コーティング種子ともいう。細かな種子や形が不ぞろいな種子を、粘土など自然に溶ける被覆資材で包んだもの。粒子を大きく均一にしてあるので、播種機でまきやすくなる。

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