キユーピー初の医療機器「ケイスマート」を新発売 - 医療機器ビジネスを新たに展開します - ヒアルロン酸を活用した医療機器を企画・開発

掲載日: 2018年10月25日 /提供:キユーピー

2018/10/25 No.61

★新商品

キユーピー初の医療機器「ケイスマート」を新発売

医療機器ビジネスを新たに展開します
ヒアルロン酸を活用した医療機器を企画・開発

2018年11月1日(木)から内視鏡用粘膜下注入材の販売を開始

キユーピーは、これまで医薬・化粧品等の原料として製造販売していたヒアルロン酸に関する知見を活用し、医療機器ビジネスを新たに展開します。従来のビジネスで培った医療機器専門業者との関係を生かし、商品設計・製造・販売をトータルで管理します。キユーピー初の医療機器となるのは、11月1日(木)から販売を開始する内視鏡用粘膜下注入材「ケイスマート」です。販売は、世界的内視鏡メーカーであるオリンパス株式会社に委託します。内視鏡による早期がん治療の普及を通じ、健康寿命の延伸に貢献します。

キユーピーは、医療機器製造販売業者として、商品設計・開発・製造・販売をトータルで管理する。

キユーピーのファインケミカル事業は、卵由来のレシチンやリゾチーム、食酢の研究から生まれた酢酸菌酵素など、さまざまな素材を食品・化粧品・医薬品などの分野へ提供しています。中でも30年以上にわたり研究を重ねてきたヒアルロン酸は、事業の中核となる素材であり、国内販売量No.1(2017年富士経済調べ)となっています。

キユーピーは国内で唯一、鶏のトサカからの抽出と微生物発酵の2つの方法でヒアルロン酸を製造するメーカーです。分子量のコントロール技術や修飾技術を強みとし、顧客ニーズに合わせた技術支援を行ってきました。キユーピーのヒアルロン酸は、医療用点眼薬や関節機能改善剤の原料など、さまざまな医薬品に使用されています。これらの取り組みで得た製造・品質管理のノウハウを生かし、ヒアルロン酸を活用した医療機器の企画、開発を行うビジネスを展開します。

内視鏡用粘膜下注入材「ケイスマート」

新たに販売を開始するのは、内視鏡用粘膜下注入材「ケイスマート」です。内視鏡用粘膜下注入材は、胃、食道、大腸などの消化管の粘膜層にとどまる早期がんなどの病変を通電しながら切除する「内視鏡的粘膜下層はく離術」(以下、ESD※1)や「内視鏡的粘膜切除術」(以下、EMR※2)という術式で使用される医療機器です。

ESD 手技の流れ(協力:オリンパス株式会社 おなかの健康ドットコム)

「ケイスマート」に含まれるヒアルロン酸ナトリウム溶液が、粘膜の下にとどまることで粘膜層と筋層を分け、その状態を維持することで病変部位の切除またははく離操作性向上をサポートします。※1 Endoscopic Submucosal Dissectionの略。内視鏡を用いて、高周波ナイフで病変周囲の粘膜を切開・はく離する手技。
※2 Endoscopic Mucosal Resectionの略。内視鏡を用いて、スネアと呼ばれる金属の輪を病変部に引っかけ、高周波電流を流して切除する手技。

商品設計と開発は製造販売元としてキユーピーが行い、製造は医療機器メーカーに委託します。また販売は、世界的な消化器内視鏡メーカーであるオリンパス株式会社に委託し、医療機関に向けて展開します。

キユーピーは今後も、ヒアルロン酸を活用した医療機器の開発を通して、食と健康の分野に貢献できる事業を展開していきます。

商品の概要は以下の通りです。

販売名

ケイスマート

発売日

2018年11月1日(木)※3

※3 第26回日本消化器関連学会週間(期間:2018年11月1日~4日、会場:神戸コンベンションセンター)および第81回日本消化器内視鏡技師学会(期間:2018年11月2日~3日、会場:京都パルスプラザ 京都府総合見本市会館)において、オリンパス株式会社のブースで本品を出展します。

商品特徴

■病変部位の粘膜隆起、形成・維持をサポート

ケイスマートは、償還価格が設定されている内視鏡用粘膜下注入材です。病変部位の粘膜の隆起、形成・維持をサポートします。また、隆起がキープされるため、スムーズなESD/EMR手技に貢献します。

■使い勝手の良いバイアル瓶※4のデザインを採用

20mlの内容量に対して30mlのバイアル瓶を使用しているため、瓶内の空気のスペースが広くなっています(写真㊧)。そのため、ヒアルロン酸溶液を注射器内に引き込む一連の操作を非常に軽い力で行うことができ、一度で20mlのヒアルロン酸溶液全てを引き抜くことができます。また、針の先端が視認しやすいふたの設計のため、最後まで抜き切ったことがわかりやすくなっています(写真㊨)。

※4 注射剤を入れるための容器で、ガラスもしくはプラスチックでできた瓶にゴムで栓をしたもの。

■キユーピーとヒアルロン酸

キユーピーとヒアルロン酸の関係は、マヨネーズの主要な原料の一つである卵の研究から始まりました。1985年に卵を産む鶏のトサカから抽出する「鶏冠抽出法」によるヒアルロン酸の製造をスタート。現在、医薬品を中心に幅広い分野に提供しています。その後さらに研究を重ね、マヨネーズのもう一つの大切な原料である食酢の発酵技術を活用した「発酵法」を開発。2004年からこの製法を採用し、良質なヒアルロン酸を、大量に安定的に生産することが可能になりました。これにより、食品や化粧品分野にも広く活用されるようになってきています。

■“うるおい成分”として広まったヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは、「N-アセチルグルコサミン」と「グルクロン酸」と呼ばれるふたつの糖が、一列に規則正しく交互に結合してできた糖の一種で、目や皮膚、関節など体の中のいたるところに存在します。1gで2~6Lもの水分を蓄えられるといわれる保水性が特徴で、化粧品などの保湿成分として広く知られています。

■機能性素材からBtoC商品へ

ヒアルロン酸は分子量の違いにより異なった機能を発揮します。これまでは、高分子で保湿性の高いヒアルロン酸が注目されていましたが、様々な研究の結果、低分子のヒアルロン酸にも抗炎症などの興味深い生理機能があることが分かってきました。キユーピーでは、さまざまな用途に合わせ、分子量を変更したり、機能性を付加したヒアルロン酸素材をBtoB向けに提供しています。

一方で、さまざまなヒアルロン酸の機能を身近に感じてほしいという考えから、販路限定で市販用商品も展開しています。現在では、スキンケア商品、機能性表示食品、キッチンハンドケア商品など、ラインアップが広がっています。

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