たらのき新品種「ぐんま春王NT(仮称)」を品種登録出願(農業技術センター、農政課)

掲載日: 2014年12月22日 /提供:群馬県庁

【12月22日】たらのき新品種「ぐんま春王NT(仮称)」を品種登録出願(農業技術センター、農政課)

促成芽と穂木(上:「ぐんま春王NT(仮称)」 下:「ぐんま春王」)

農業技術センターが育成し、平成26年7月3日に農林水産省に品種登録出願した、たらのき新品種「ぐんま春王NT(仮称)注1」が12月4日付けで出願公表注2となりました。
県内で主に作られている県育成品種「ぐんま春王」の突然変異系統で、収量性やそうか病注3耐性は同等ですが、トゲが極めて少なく、作業性に優れています。
今後、特性を活かした栽培技術とあわせて新品種の普及を図ります。


1 育成の経緯


たらの芽の促成栽培注4は県内各地で広く行われていますが、安定生産が難しく、年々栽培面積が減少していました。そのため、平成21年に多収性でそうか病耐性がある「ぐんま春王」が育成され、たらの芽の栽培面積回復に大きく貢献してきました。しかし、「ぐんま春王」には鋭いトゲがあり、産地から作業性の優れる新品種の育成が要望されていました。
そこで平成21年、「ぐんま春王」栽培圃場の中からトゲが極めて少ない突然変異系統を選抜し、そうか病に強く、芽の品質の良い系統であることを確認しました。

2 品種特性


(1) 穂木や葉、促成芽のトゲが細く、少ない。
(2) そうか病抵抗性がある(育成された新品種は「ぐんま春王」並み)。
(3) 1年木で穂木1本当たりの側芽がたくさん(30芽程度)着生し、促成芽の1芽重も重い(「ぐんま春王」と同等の収量性)。
(4) 促成芽は、芽長が長く、緑色が鮮やかで、身がしまっている。

3 今後の取り組み


(1) 新品種の特性を活かした側芽利用による1年木栽培注5の普及を図ります。
(2) 平成27年春に県内の「ぐんま春王」生産組織に種根の配布を行う計画です(県外に苗の配布は行いません)。
(3) 出荷は、平成28年春から始まる予定です。

< 注釈 >

注1 仮称の理由:出願名称は品種登録までの間に、農林水産省から名称変更命令を出される場合があります。
注2 出願公表 :出願公表以降品種登録に至るまでの間、種苗法上の仮保護を受けることができるようになります。
注3 そうか病 :雨の多い時期に発生し、葉が焼けたように枯れるため木が伸びなくなる病気です。
注4 促成栽培 :落葉後の穂木を1芽ごとに切断し、冬期間にビニールハウス内のプールで萌芽させる栽培方法です。
注5 1年木栽培:種根を定植した年に伸長した穂木を促成栽培に用いる方法です。

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