世界で初めて含硫アミノ酸含有タマネギエキス摂取による男性更年期症状の改善効果を「ヒト試験」で確認 [日清ファルマ]

掲載日: 2017年05月08日 /提供:日清製粉グループ本社

2017年 5 月8日

日清ファルマ 世界で初めて含硫アミノ酸含有タマネギエキス
摂取による男性更年期症状の改善効果を「ヒト試験」で確認
~第 17 回日本抗加齢医学会総会で発表予定~


日清製粉グループの日清ファルマ株式会社(社長:佐藤 潔)は、世界で初めて含硫アミノ酸含有タマネギエキス摂取による男性更年期症状の改善効果を「ヒト試験」で確認しました。

本研究成果は、6月2日(金)~4日(日)に開催される「第 17 回日本抗加齢医学会総会」で発表します。

■研究の要点

◆男性更年期症状は、加齢やストレスによって男性ホルモンの一種であるテストステロン
(※1)が低下することが主な原因とされ、集中力の低下、イライラ、体の痛み、性機能の低下などの諸症状が現れる。

◆タマネギに含まれる含硫アミノ酸[タマネギアリイン(※2)]は、動物実験でテストステロン減少抑制作用が確認されているが、ヒトでの作用は十分に検証されていなかった。

◆今回、日清ファルマは世界で初めて、タマネギアリイン摂取による男性更年期症状の改善効果を「ヒト試験」で確認した。

◆健常男性60名を無作為にタマネギ群とプラセボ(※3)群の 2 群に分け、試験を行った。タマネギ群にはタマネギアリインを含むサプリメントを、プラセボ群にはタマネギアリインを含まないサプリメントをそれぞれ4週間摂取させ、AMSスコア(※4)とSF-36(※5)を評価した。

◆タマネギ群はプラセボ群に比べ、AMSスコア、SF-36の心の健康(メンタルヘルス)のスコアが改善し、タマネギアリイン摂取による男性更年期症状の改善が確認された。

この件に関する報道関係者の皆様のお問い合わせ先
株式会社日清製粉グループ本社 総務本部 広報部 担当:松本・寺岡
電話03-5282-6650 メール:mailbox@mail.nisshin.com

■学会発表の概要
学会 :第 17 回日本抗加齢医学会総会
日程 :2017年 6 月 2 日(金)~ 4 日(日) タイトル:含硫アミノ酸含有タマネギエキス摂取による男性更年期症状の改善効果
演者 :中山優也,稲川裕人,抜井一貴,田中啓子,平本茂,八幡信広(日清ファルマ 株式会社),堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学)

■研究の内容
≪背景≫
一般に、女性の更年期症状はよく知られていますが、男性にも更年期症状があることが注目されています。男性更年期症状は、加齢やストレスによって男性ホルモンの一種であるテストステロンの減少が原因となり、集中力の低下、イライラ、体の痛み、性機能の低下などの諸症状が現れ、中高年男性の QOL(quality of life)の低下を引き起こします。

これまで、動物実験において、タマネギに含まれる含硫アミノ酸(タマネギアリイン)にテストステロン減少抑制作用があることが確認されており、男性更年期症状の改善効果が期待されていましたが、ヒトでの作用は十分に検証されていませんでした。

日清ファルマは特許製法(※6)によりタマネギアリインを高含有化、安定化したタマネギエキスを開発し、タマネギアリインによる男性更年期症状の改善効果をヒト試験により検証しました。

≪方法≫ 男性更年期症状の自覚症状がある50歳以上80歳未満の健常男性60名を無作為にタマネギ群とプラセボ群の 2 群に分け、タマネギ群にはタマネギアリインを30mg含むサプリメントを、プラセボ群にはタマネギアリインを含まないサプリメントをそれぞれ4週間連続摂取させ、AMSスコア、SF-36を評価しました。

≪結果≫

4週間の連続摂取で、サプリメントが原因と考えられる有害事象は確認されませんでした。AMSスコアは、摂取 2 週間後と摂取4週間後でプラセボ群よりタマネギ群の方が低く、特に心理的症状のスコアが低くなり、男性更年期症状の改善が確認されました。

SF-36は、摂取4週間後の「心の健康(メンタルヘルス)」の項目で、プラセボ群よりタマネギ群が高く、心理面の QOL 改善が確認されました。

≪まとめ≫

タマネギアリインを摂取することによる、男性更年期症状や心の健康(メンタルヘルス)の改善効果がヒト試験で確認されました。

本研究成果は第 17 回日本抗加齢医学会総会[6 月 2 日(金)~ 4 日(日)]にて発表予定です。また、学術誌『薬理と治療 第45巻4号(2017 年)』に掲載されています。

(※1 テストステロン)
テストステロンは男性に多く分泌される性ホルモンの一種であり、20歳をピークに加齢とともに減少するほか、ストレスなどの外部要因によって低下することが知られています。

(※2 タマネギアリイン)
タマネギに含まれる含硫アミノ酸のうち、イソアリイン、メチイン、シクロアリインを総称としてタマネギアリインと呼称しています。タマネギを切る、加熱するなどの調理工程で壊れやすいことから、通常の食品からの継続的な摂取は難しい成分です。

(※3 プラセボ)
有効成分を含まない試験用の偽薬のことです。今回はタマネギアリインを含まず外見上の見分けがつかない錠剤状の食品を使用しました。

(※4 AMS スコア)
AMS(aging males" symptoms)スコアは17の項目に 5 段階で回答することにより男性更年期症状を評価する質問紙であり、心理的症状、身体的症状、性的症状をそれぞれ評価することが可能です。AMS スコアが低いほど、男性更年期症状が軽いことを意味します。

(※5 SF-36)
健康関連 QOL(quality of life)を評価するための 36 項目からなる評価質問紙です。「身体機能」、「日常役割機能(身体)」、「体の痛み」、「全体的健康感」、「活力」、「社会生活機能」、「日常役割機能(精神)」、「心の健康」の 8 つの因子を評価することができます。SF-36 のスコアが高いほど QOL が高いことを意味します。

(※6)
特許第 6030119 号 発明の名称:含硫アミノ酸含有組成物

以上

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