掲載日: 2016年09月08日 /提供:キユーピー
2016/9/8 No.48★研究発表 |
<マヨネーズの新しい“裏ワザ”が登場>キユーピー マヨネーズを入れると、 |
キユーピーでは、マヨネーズの用途拡大のため、マヨネーズの性質をいかした「裏ワザレシピ」の提案を積極的に行っています。 |
||||||
研究結果からは、プリン液にマヨネーズを4%添加すると「なめらかさ」と「卵感」のバランスが良いプリンを作れることが分かりました。プリンは、卵を多く配合すると卵の風味が楽しめる半面、食感が硬くなります。マヨネーズを適量加えることで、やわらかい食感を保ちながらも、卵の風味が楽しめるプリンを作ることができます。 また、プリンがやわらかくなる仕組みの研究では、原料の植物油や酢が影響していることが分かりました。また、マヨネーズの乳化粒子がたんぱく質の構造に入り込み、結合を緩やかにすることで、食感が変化していると示唆されました。 ■キユーピー マヨネーズ「裏ワザレシピ」URL |
||||||
■研究概要プリンの配合と調理試験1.マヨネーズ添加によるプリンの食感および食味の改善効果1-1.最適添加量の検討(機器測定・官能評価)<評価方法>
マヨネーズを添加することで、有意に破断応力が小さくなった。また、添加量の増加に伴い、破断応力が小さくなった(図1)。 官能評価から、最適なマヨネーズの添加量は4%と判断された(表1)。
表1: マヨネーズ(MS)の添加濃度によるなめらかさ、風味の比較(官能評価) 以降の試験では、マヨネーズを4%添加したものについて評価した。 1-2.プリンの食感、食味の評価(官能評価)<評価方法>
マヨネーズを添加することでやわらかさ、なめらかさが高まり、また、卵の風味とおいしさが強く感じられることが示された(図2)。 1-3.卵の量とやわらかさの関係
<評価方法> 試験1の結果から、プリン液にキユーピー マヨネーズを4%程度添加することで、卵の量を単純に増やすだけでは難しい、やわらかさと卵の風味が増したプリンを作れることが明らかになりました。 試験2.プリンがやわらかくなる仕組みの検証2-1.植物油・酢の添加による効果
<評価方法> 2-2.電子顕微鏡による構造解析<方法>
図5: プリンの電子顕微鏡写真 試験2の結果から、キユーピー マヨネーズの原料である植物油や酢がプリンの食感に影響していることが明らかになりました。マヨネーズの乳化粒子がプリンのたんぱく質の構造に入り込み、加熱によるたんぱく質の結合を緩やかにすることで、プリンを「なめらか」に仕上げることが示唆されました。 |
>> もっとみる