掲載日: 2016年07月02日 /提供:サントリーホールディングス
― 新たに約50haの森林整備活動を開始 ―
サントリーホールディングス(株)は、「サントリー 天然水の森 奥大山」の一部として参画している鳥取県の「とっとり共生の森」育成支援事業※1の対象エリアを拡大し、さらなる水源涵養活動を行うため、7月2日(土)に鳥取県および同県江府町と新たに「森林保全・管理協定」を締結しました。
当社は、サントリー天然水奥大山ブナの森工場の水源涵養エリアとその周辺合計約359haを「サントリー 天然水の森 奥大山※2」として森林整備活動を行っています。
今回は、さらなる水源涵養面積の拡大を図るべく、当社が参画している鳥取県の「とっとり共生の森」育成支援事業において、既存の対象エリア約126haに加えて新たに約50haの森林整備を始めるものです。これにより、「サントリー 天然水の森 奥大山」は合計約409haに拡大します。今後も鳥取大学農学部の日置佳之教授にご指導いただきながら、水源涵養機能向上を目指した森林整備を推進していきます。
また同日、鳥取県の「とっとり共生の里」農村支援プログラム※3にも新たに参画し、鳥取県および江府町、御机(みつくえ)集落と協定を締結しました。サントリー天然水奥大山ブナの森工場の水源涵養エリアに位置する遊休農地において、水源涵養活動の一環として土壌保全活動を行い、農作物の生産・加工品づくりなどを支援することで地域社会の発展に貢献することを願っています。
※1 鳥取県ならびに地元市町村が、森林所有者と企業・NPO法人等の民間団体の懸け橋となって、地元との調整や県内の森林保全活動を支援する事業。企業は、森林所有者から無償で一定期間森林を提供してもらい、その間、理念に沿った主体的な森づくりを行うことができます。
※2 「サントリー 天然水の森 奥大山」は「法人の森林」「ふれあいの森」(契約先:林野庁、合計面積:約233ha)と「とっとり共生の森」(契約先:鳥取県・江府町、面積:約126ha)によって構成されます。
※3 鳥取県ならびに地元市町村が、中山間地域の農村と企業・NPO法人等の民間団体の懸け橋となって、遊休農地再生・農産物の生産や加工品づくりなど民間団体と農村が交流・協働して農業・農村の活性化を目指す活動を支援するプログラムです。
〈サントリーの水源涵養活動について〉
サントリーグループは、「人と自然と響きあう」という企業理念のもと「自然環境の保全・再生」「環境負荷低減」を柱に、持続可能な地球環境を次代へ引き渡すためのさまざまな取り組みを行っています。とりわけ商品づくりに欠かせない水については、「水と生きる SUNTORY」をコーポレートメッセージに掲げ、水源涵養林として高い機能を持つ森を育てるとともに、豊かな生物多様性を持つ森づくりを行う「サントリー 天然水の森」の活動を推進しています。サントリーグループ国内工場で使用する地下水量の2倍の水を涵養することを目標に掲げ、2020年までに水源涵養面積を12,000haに拡大する予定です。2016年7月2日現在、全国13都府県18カ所のおよそ8,000haの森林を整備しています。
― 記 ―
●「サントリー 天然水の森 奥大山」
▼拡大対象エリア:鳥取県日野郡江府町大字御机字東山710番1 約50ha
(協定期間:30年間)
▼面積:約409ha
※これまでの「サントリー 天然水の森 奥大山」(約359ha)との合計面積
▼活動内容:広葉樹の間伐・除伐、作業道・歩道の開設、育林材※の有効利用、生物多様性向上のための草原再生など
※サントリーグループでは、持続可能な水と森を育むための活動から生まれた木材を「育林材」と呼んでいます。
●「とっとり共生の里」
▼対象エリア:鳥取県日野郡江府町大字御机字笠良原741番9
▼協定期間:5年間
▼面積:約4ha
▼活動内容:御机集落と協働して、遊休農地の再生と保全管理(草刈、土壌流出防止など)、再生農地での菜種や蕎麦などの作付け・収穫作業などを計画。
以上
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