滋賀県知事記者会見 - ●「滋賀のお漬物博」で近江の野菜をPRします ●「おいしが うれしが」マッチング交流会in彦根の開催について

掲載日: 2016年01月12日 /提供:滋賀県庁

更新日:2016年1月14日

知事定例記者会見(2016年1月12日)

平成28年1月12日
(県政記者クラブ主催)

おはようございます。早いもので1月12日になりました。

この週末は出初め式および成人式に臨席させていただきました。昨年は大津の出初め式に出たんですが、県内各地で行われる出初め式に出ようということで、9日は彦根、そして10日は竜王に出させていただき、消防職、団員、関係者の皆さんに敬意を表し、しっかりとした体制づくりをお願いし、共に防災体制の強化の誓いをしたところでございます。

また、一昨日から昨年に引き続き湖北木之本杉野に居住しております。雪がありません。1月にこれほど雪がないのは1970年以来だそうです。温暖化を心配される方や「知事が来るといつも雪がないな」と言われたのですが、しっかりと現地で14日まで勉強したいと思います。

初日の10日には菅浦の視察、その後大浦の腹帯観音、そして木之本安念寺での「いも観音さま」を視察させていただいたほか、各集落周りをさせていただいておりまして、意見交換会をさせていただいております。

昨日は余呉湖にも参りました。国道303号線の八草峠の八草トンネルを視察しまして岐阜県にも参りました。皆さんも行かれて感じていただければと思うのですが、滋賀県側と岐阜県側で山が違います。山の色が違う、なぜならば植林による面積が広く、一方岐阜県側はそうではなく山肌が違います。要は落葉していてこの時期は。これが獣害等にも、動物たちの生息環境にも大きな影響があるのではないかと感じたところです。

いずれにしましても、昨年、琵琶湖とその水辺景観が日本遺産に認定され、琵琶湖の保全再生のための法律も制定いただきましたので、改めて山の保全、活性化という事にもしっかりと取り組んでいく必要があるということから、山を守り生かす取組、山に住んでいただくそういった取組も充実させていきたいと思います。

そういうことも感じながら、杉野で二つの句を詠みました。

「山に入り 待つは人花 雪景色(やまにいり まつはひとばな ゆきげしき)」待っていない人もいるのですが、私は山に雪景色を待っているという気持ちも込めて。

「出口なき トンネルはなし 冬の山(でぐちなき とんねるはなし ふゆのやま)」困難な課題もございますが、出口がないトンネルはないという思いをもって臨んでまいりたいという決意をいたしました。


さて、本日は二点話題提供させていただきます。

まずは「滋賀のお漬物博」についてです。

本県には、古くから地域で栽培される近江の伝統野菜が多数ございまして、そのほとんどは県内で消費され、大量に流通するほどの収穫量はないのですが、それぞれの地域の食生活と密接に結び付いた郷土独自の味覚でございまして、その土地の歴史や文化も色濃く反映されております。

県では日野菜や下田なす、赤丸かぶなど14品目を伝統野菜として選定しておりまして、これらの多くは、漬物の原材料として利用され「近江つけもの」として県民に愛されています。

そこで今回、伝統野菜や地域特産野菜を中心に「近江の野菜」を振興するため、これらが培われた歴史や食文化などのストーリーを色濃く反映する「漬物」に焦点をあてた「滋賀のお漬物博」を1月23日土曜日に、イオンモール草津のセントラルコートで開催します。

県内各地から伝統野菜をはじめとする地域の特産野菜を使って、家庭や地域で伝承されてきた漬け方により漬けられた「近江つけもの」を一堂に集めまして、学んで、見て、食べて、買えるお漬物イベントを開催します。これは県下初の取組になります。

県内各地域の13の農産物加工グループが作ります30を超える漬物の展示や伝統野菜のパネルによる紹介の他、JAや農産物直売所、滋賀県漬物協同組合で販売されているイチオシの漬物のPRと併せて、一部試食、販売も実施されます。

是非、それぞれの地域の伝統野菜に支えられた滋賀の食文化の奥深さと魅力を再発見していただくきっかけになればと考えております。


もう一つは、「おいしが うれしが」マッチング交流会2015in 彦根についてです。

県では、地産地消の推進を図るため、販路開拓に意欲的な生産者の皆さんと「おいしが うれしが」キャンペーンに登録していただいている飲食店、ホテル、スーパー等との商談・交流機会を創出するマッチング交流会を開催しておりまして、今年度も昨年11月に琵琶湖ホテルで開催し、積極的な商談・交流が行われたと聞いております。

今回、新たな試みとして「湖東・湖北の食材」というテーマを設けることとし、1月25日に彦根市の彦根キャッスルリゾート&スパにおいてマッチング交流会を開催することといたしました。

当日は、湖東・湖北地域の7市町から22の生産者や加工事業者の皆さんに、伊吹大根や赤丸かぶなどの旬を迎える伝統野菜、地域で産地化を進めているイチゴやブロッコリー、漬物や酒といった加工品など、地域の食材を多数出展いただく予定にしております。

現在、当日来場いただく事業者の方を募集しておりますので、地産地消に興味のある事業者様におかれましては、ぜひ積極的に御参加いただければと思います。

あわせて、彦根キャッスルリゾート&スパ主催で、山形県にあるイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥田正行シェフによるイベントが同日開催されることから、地産地消の料理人として全国的に有名な奥田シェフにも、滋賀の食材の魅力を知っていただくため、交流会の会場にお越しいただく予定です。

ぜひ取材いただければと思い、案内させていただきます。


私からの説明は以上です。

[讀賣新聞]

「おいしがうれしが」マッチング交流会ですが、25年度から開催ということですが、これまでのマッチング率は県で把握されているんでしょうか。実際のビジネスにつながり、どんな効果があったかという。

すみません。25年度、26年度の資料は持ち合わせていません。ちなみに27年度11月20日に琵琶湖ホテルで開催した時には、151名の参加者がありました。出展事業者が62名、29事業者、参加事業者が76名、51事業者でありました。どういう商談が行われ、どういうマッチングが行われたかということについては現在とりまとめ中でございます。その場で見て、その後に交渉されるということもございますので、どれくらいのマッチングができたかというのは現在とりまとめ段階でございます。またわかりましたらお教えしたいと思います。

[讀賣新聞]

今回湖北でやるというのはある程度成果があったからということですか。

成果もあったんですが、要望もあったんですね。第1回交流会があった時にぜひ湖東・湖北地域でもやってほしいとか、新しい出展者の開拓を希望される。そういう要望に応える形で今回やることになりました。

[讀賣新聞]

前回もお聞きしているんですが、原発の安全協定で、昨日から高浜原発の訓練も始まって、今月の下旬には再稼働という段階で、その再稼働の前に協定の目途が立っておかないと、効果というところで県民の不安の部分もあるんじゃないかと思いますが、スケジュールはどれくらい進んでいるんでしょうか。

協定のスケジュールは前回もお答えしたかもしれませんが、1月の下旬に協定の締結を行う方向で現在協議調整中です。まだ発表できる段階にはございません。稼働していようと、してなかろうとこの事業者並びに原発等々と向き合っていくという観点でこの間協議してきましたので、もちろん、そういう日程は傍目にしっかりと見つつ、この協定を締結し、今後につなげていきたいと考えています。

[讀賣新聞]

その場合、関電まで行って役員の方々に会うという要望は、県にはあるんでしょうか。

どこでどういう形態で協定を締結するのかも含めて現在調整中という段階です。

[時事通信]

京都府の知事が北陸新幹線の延伸に関して舞鶴案を支持すると発言されたんですが、滋賀県知事として改めてお考えを聞ければと思います。

京都の知事はそうおっしゃったんですか。

[時事通信]

舞鶴を通らなければ意味がないという趣旨のことをおっしゃった。

どういうご質問に答えられての、その前後にどういう言葉がついての等々、私は承知しておりませんが、この段階においていろいろなご意見が出ることはある程度想定はしておりますが、私どもとしては国全体のことを考え、財政状況を考え、また地域の特性等々を考えて、米原ルートが一番最適であり、有益なのではないかという主張をさせていただいておりますし、広域連合においても約3年前になりますか、米原ルートで、ということで決定し、内外に表明しているところでございます。ただ国の整備計画においては小浜市附近を通るということが記載されておりますし、費用負担・分担のあり方、並行在来線等々これまでにはない形で、米原ルートをということを申し上げているということもありますので、極めてハードルの高い、合意形成に労力のいる課題、テーマ、段階ではないかなと考えておりますので、そういうものをしっかりと乗り越えていきたい。

与党においては、前回、私どもは12月に参りましたけれども、それぞれの当事者から意見を聞かれるような段階にあるとも聞いておりますので、しっかりと収斂されていくことを期待しております。

[毎日新聞]

昨年、鳥取県が島根原発の防災対策として、中国電力さんから寄付を6億円受け取る話になっていたと思いますが、滋賀県として福井の原発に対する防災費として関電から寄付を受けるお考えはございますでしょうか。

そういう電力事業者との関わり、寄付を受ける受けない、またその他の、例えば再生可能エネルギーの促進に向けた取組も含め、電力事業者とは今後この協定に基づいて、滋賀のエネルギー政策、また防災対策に関与協力していただく旨を一定合意しておりますので、そういったことも含めて今後の連携協力関係について協議していきたいと思います。

[産経新聞]

一昨日、大津市長選挙が告示されましたが、改めてこの市長選に求めること、知事は特定の候補者を応援する予定は今のところないとは思いますが、客観的に見て、この市長選がどのような戦いであるのか教えていただけますでしょうか。

選挙に関しては中立です。

せっかくの機会ですので、市民有権者の方々の思いがしっかりと反映される、そういう機会になればということを思っています。では市民有権者の方がどのようなことを望まれているのか。地域によっても人によっても多様でありますが、私自身も地域を回っていて、教育問題であるとか、高齢化の問題ですとか。

また、4年後に東京オリパラ、さらにその4年後に国体。そのタイミングでの取組についての期待。こういうものについてもありますので、そういうものを前に進められるような、そういう市長選挙になればいいなと思っております。

[滋賀報知]

来年度予算編成についてうかがいたいのですが、来週には知事査定、来月上旬には確定するようなスケジュールだろうと思うんですが、どんな状況か伺いたいのですが。

私が知事になって二度目の予算編成です。それで各部局には重要課題協議の際にも挑んで欲しい、いろんなことに積極果敢に挑んで予算を作っていこうということを申し上げましたし、折しも地方創生、総合戦略を動かしていく、そういう時期でもございますので、非常に多くの予算項目、事業項目が出て、一方でスクラップを、取捨選択をということを申し上げましたが、この時点では非常に多くのものが入っているのではないかなという印象を受けます。これから査定並びに協議、さまざまなやりとりの中でどう絞り込んでいくのかということが問われる、試される、そういう段階ではないかなと認識しております。

[滋賀報知]

その中でTPPでは試算で40億円ぐらいの影響が出てくると。生産高の形で米が18億ですか。このTPPの対策を予算編成の中でどのようにお考えになっているのか。

それから知事のお話にあった地方創生関連とか、再生可能エネルギー等々あるかと思いますが、一つぐらい上げるとしたら、知事としてはどのあたりに力を注ぎたいのか。

3点目は予算編成の中で平成36年の国体ですね。見積りの年度ごとの分配、あるいは老朽化施設の問題。その見通しと来年度予算のからみについてお聞きしたい。

まず1点目のTPPについては、当然大きなテーマですので、国全体で取り組まれることもございますが、滋賀県としてこの機に強化、または販路拡大につながる施策をつくっていく必要があると思っています。国とも連動させながらTPP対策としてまとめられるものはしっかりと盛り込んでいくべきかなと考えております。

2点目については、年頭のあいさつにそういう気持ちはこめさせていただいたつもりなんです。

1つはやはり琵琶湖ですね。琵琶湖の保全と再生。あるいはその価値と魅力をしっかりと発信していく。さらには産業につなげていく取組をしていこうと申しました。2つ目は、人と人との共生社会の前進でございまして、学ぶ力向上、ならびに共に学ぶですね。本当の意味で夢と希望を育み教育を実現していくための施策、こういったものを充実させていかなければならないということですし、3つ目は備え・防災・危機管理。こういったところにしっかり手当てをするということでございますので、特に大きな3本の柱、といっても付随することはたくさんありますけれども、そういう軸で予算編成に心を砕いてまいりたいと思います。

おっしゃったようにいよいよ平成36年、2024年。この年もオリンピックイヤーですけれども、この年に国体、全国障害者スポーツ大会を開催させていただける。いよいよ秒読み段階に入ってきますので、施設整備をはじめ、アスリート育成もそうですけれど、やはり舞台ですね。老朽化施設改修を含めて、どういう方向性で進むのかということを見えるようにしていく、見せていく。そういう段階にも入っていくと思いますので、そういうことを踏まえた予算編成をしたいと思います。

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