ブームの真相

前年比160%、130億円超まで成長した甘酒市場。飲用だけじゃない、活用のヒント

2017年04月13日

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小紺 有花(ここん ゆか)さん
糀料理研究家。自然食や穀物菜食への関心から
甘酒をはじめ麹由来発酵食品の魅力に開眼。
以来、日本古来の発酵食文化に造詣を深める。
料理教室の主催ほか、講演会やメディア出演、
レシピ本執筆など幅広く活躍中。

「健康志向の高い人たちの間では、2011年頃から甘酒に対する関心が高まっていました。腸内環境を整えることの健康的意義が認知され始めた頃で、前後して塩麹ブームが訪れました。甘酒も塩麹も、麹由来の自然発酵食品として注目されたのです」

その後、道端アンジェリカなどの有名人が、甘酒の愛用をメディアやSNSで発信したことで、美容や健康の情報に敏感な女性が反応。2016年12月にはNHKの朝の情報番組で甘酒の特集が組まれ、一気に火が付いたという形だ。

「麹は、日本古来親しまれてきました。それが、健康や美容に良いとあらためて認知され、甘酒への関心につながったのだと思います。ブームというより、原点回帰という感じでしょうか」

甘酒の魅力に気付いた飲食店も

では、麹の専門家である小紺さんは、甘酒にどのような魅力を見出しているのだろう。

「健康や美容に良い成分が豊富に含まれていることは、『飲む点滴』や『飲む美容液』というキャッチフレーズでご存じだと思います。自然発酵でできた成分が、体に優しく消化吸収される点も大きな魅力です」

そんな甘酒の魅力に、飲食店も反応を示しているようだ。

「東京では、甘酒を取り入れるお店が増えてきました。甘酒ベースのドリンクメニューを備えたカフェや、甘酒をはじめとした発酵食専門のレストランなどが登場しています。天然由来の旨み成分が豊富なので、飲用だけでなく料理の味付けにも使え、甘酒を積極的に活用することで、味の差別化にも繋がっているようです」

せっかくなら自家製で。炊飯器で作る甘酒レシピ

甘酒のパワーを最大限に生かすには、アルコール成分や砂糖の糖分を含む酒粕の甘酒よりも、米と麹で作る甘酒が良いという。そこで、米麹甘酒作りのなかでも、比較的手軽な炊飯器を使った方法を紹介していただいた。

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