ブームの真相

レシピ本は完売、検索ランキングでも1位。「魔法のケーキ」の作り方と外食メニューへの応用

2015年12月25日

レシピ本は完売、検索ランキングでも1位。「魔法のケーキ」の作り方と外食メニューへの応用

2015年10月に刊行されるや否や、書店で売り切れ続出となった『魔法のケーキ/焼くと3つの“層”ができる不思議でおいしいお菓子』(主婦と生活社)。洋菓子の本場フランスで大ブームを巻き起こした「魔法のケーキ」を、詳しく紹介したレシピ本だ。

すでに日本のメディアでも取り上げられ、クックバッドの人気検索キーワードランキングでは3週連続1位を記録するなど、驚異的な人気を見せた。今回は、レシピ本の制作に携わった菓子研究家の荻田尚子氏、主婦と生活社編集担当の小田真一氏に、「魔法のケーキ」の正体と作り方、飲食店でのメニュー導入ポイントについて話を聞いた。

「魔法のケーキ」とは何なのか?

フランスで発効された多数の「魔法のケーキ」レシピ本

フランスで大ブームとなった「魔法のケーキ」レシピ本

フランスから海を越えてブームの波が来ている新しいスイーツ「魔法のケーキ」。“魔法”と名が付くだけあって、その正体に関する興味は尽きないところだ。

「フランスではネット上で徐々に人気が広がり、2014年8月頃から立て続けにレシピ本が発行されて一気にブームの火が付いたようです。私は定期的にお菓子作りのリサーチをしているのですが、代表的なレシピ本2冊がAmazon.fr(アマゾン・フランス)のdessert部門でベストセラーにランクインしているのを見つけて取り寄せました」(小田氏)

魔法と呼ばれるゆえんは、どこにあるのだろうか?

3層に分かれる「魔法のケーキ」

1度の焼成で3層に分かれる「魔法のケーキ」

「一般的には、1つの生地を焼けばひとかたまりのケーキが出来上がるものですが、『魔法のケーキ』は、1つの生地が3つの層(上からスポンジ、クリーム、フラン)に分かれるのです。多層のケーキを作る場合、本来ならばそれぞれの層を別々に作って重ね合わせなければなりません。これが1回の生地作りと1回の焼成で済ませられるのですから、まさに魔法ですね。フランスでは『gâteau magique』(ガトー・マジック)と呼ばれています」(小田氏)

小田さんと荻田さんが手掛けたレシピ本が発売されるまでは、日本語での情報はネット上に数えるほどしかなかった。ところが今では日本でも数多くのレシピが発表され、多くの人に作られている。その魅力は何なのだろう。

「手軽さと不思議さのインパクトはもちろん、お菓子として美味しいことだと思います。実際に上手く3層に分かれた仕上がりは感動的ですし、3層の異なる食感が新鮮な美味しさを演出します。ギミックが美味しさに直結しているんですね」(小田氏)

「基本の生地作りをマスターしてコツを掴んでしまえば、オリジナルの『魔法のケーキ』が生まれると思います。自由にアレンジして楽しめるのは、作り手にとっては魅力的ですね」(荻田氏)

魔法のケーキ(バニラ)作り方レシピ

レシピ本でも記載されている基本の作り方を紹介しよう。

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