ブームの真相

過熱する「かき氷」人気。飲食店の集客効果と売れるメニューの特徴

2015年07月09日

過熱する「かき氷」人気。飲食店の集客効果と売れるメニューの特徴

数年前から人気に火が付き、今や空前のブームとなっている「かき氷」。テレビや雑誌がこぞって取り上げる中、人気の専門店では1~2時間待ちの行列も珍しくない。また、2012年から毎年開催されているかき氷イベント「東京かき氷コレクション」ではチケットの完売が続く盛況ぶりだ。最近では、首都圏を中心とした専門店の新規オープンに加え、既存の飲食店がメニューとして導入するケースも増加している。

今回は、かき氷店のガイドブック『かきごおりすと』の著者で「東京かき氷コレクション」を主宰する小池隆介さんと、かき氷をレギュラーメニューに据えるラーメン店『麺屋KABOちゃん』店主の窪川剛史さんのお話を元に、かき氷ブームの背景と飲食店での導入のヒントについて探ってみたい。

ブームのカギは導入時の低投資

小池さんによると、10年ほど前からかき氷の専門店が増え始め、ここ数年においてはかなりのペースで増加しているという。

「お店の数がグッと増えたのは、東日本大震災以降ですね。節電でエアコンが使えなかったりする中で涼をとるために、氷や素麺といった冷たいものが好まれたのでしょう。また、2011年の7月にはかき氷マニアとして知られる女優・蒼井優さんの『今日もかき氷』(マガジンハウス)という本が出ています。やはり、人気女優が本を出したことによって注目度が高まったと思います」

翌年、小池さんが代表を務めるかき氷コレクション実行委員会は3軒の専門店と協力して第1回目となる「かき氷コレクション」を開催。店主や氷業界関係者のトークショーなども交えながら、かき氷の普及を図ったという。徐々に広まっていったブームの波。そのカギを握ったのが、導入時にかかるコストの低さだ。

「東京かき氷コレクション」主催の小池隆介さん

「東京かき氷コレクション」を主宰する小池隆介さん

「新規オープンの専門店やメニューとして導入する異業態のお店が増えたのは、初期投資やランニングコストといった費用面で魅力的な商材だったからでしょう。実際、専門店の出店ラッシュももちろんありますが、専門店でない既存のお店がアイドルタイムのメニューとして取り入れる例がとても増えています。夏場の集客に悩まれているお店が、その対策として導入するパターンですね」

ブームの真相 バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

フード業界の業界分析レポート 無料公開中
メルマガ登録はこちら

最新の市況情報

飲食店のクリスマス装飾が何でも揃う
フーズチャネルコンテンツガイド