業界動向

食べ放題で利益は上がるか。ツイッターからみた消費者のホンネ。

株式会社 日立システムズ  2014年12月04日

本コーナーでは、ソーシャルメディアに残された大量のデータの中から食ビジネスに役立つキーワードを分析し、皆様へ簡易レポートとしてお届けいたします。第9回では、「食べ放題」というワードに注目しました。

ソーシャルメディアからみた「食べ放題」について

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上記は「食べ放題」をキーワードにしたTwitter・ブログの投稿年間推移です。今回はTwitterで「食べ放題」と一緒につぶやかれているキーワードの中から、上位100件を通じて傾向をリサーチしました。 

食べ放題関連のワードはTwitter・ブログとも年間を通じて、ほぼ同じくらいの発言がありました。これまでの過去のワードと比べても季節的な要因や、時期に左右されない安定したワードと言えそうです。またどちらも同じポイントで発言が増えているため、一度ネット上で話題になれば、Twitter・ブログ両方で発言されやすいワードと言えそうです。

食べ放題に対するTwitterでの印象は?

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「食べ放題」に関しては「うまい」「いい」「安い」「最高」「楽しい」「好き」「大好き」などポジティブなワードがおよそ78%と大半を占め、「まずい」「悪い」「高い」などのネガティブなワードの22%を大きく引き離しました。やはりボリューム感や、値段の安さなどを喜ぶ声が多く、消費者にとって「食べ放題」はそれだけでお得感のあるワードと言えそうです。

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上記は「食べ放題」のキーワードと一緒にツイートされる上位100位のキーワードを元に分析した話題の内容です。さらにこの話題成分の中から「食べ放題の種類」の人気ランキングを見てみましょう。

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上記は食べ放題人気ランキングの1位~10位までの月別推移グラフです。

安定の人気ワードは肉

年間を通じて1位は圧倒的に「焼肉」でした。3位の「しゃぶしゃぶ」、8位の「唐揚げ」などを含め「肉類」の食べ放題は、安定した人気があるようです。例えば他の肉類で応用すると新しい人気ジャンルが生まれてくるかもしれません。

投稿が集中するチェーン店のキャンペーン

ポテトの食べ放題について急激に発言が伸びた時期がありました。詳細を調査するとこの時期に大手チェーン店で食べ放題キャンペーンが行われていました。2014年は「チキン」や「ポテト」、「ハンバーガー」などで定期的に食べ放題のキャンペーンが展開され、注目を集めました。
大手チェーンでは、今のところ食べ放題を固定メニュー化はしていませんが、短い時期に繰り返しキャンペーンを行っていることから、集客には一定の効果があるようです。

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11位~20位までの人気ランキングは上記の通りです。
取り扱い食材の中で、原価などを抑えることができる食材があれば食べ放題で集客してみるのも良いのかもしれません。

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最後に上位100位までの食べ放題の割合分析です。

主食系…ごはん、寿司、ピザ、パスタ、ラーメン、カレー、などに類するもの
主菜系…焼き肉、ステーキ、チキン、唐揚げ、カニ、などに類するもの
副菜系…ポテト、果物、野菜、サラダなどに類するもの
嗜好品系…アイス、チョコ、かき氷などに類するもの
◯◯放題系のセット…飲み放題と食べ放題のセットなどに類するもの

主食系はとにかくボリューム重視が多く、食べ放題に挑む。という書き込みが多いのが特徴でした。主菜系は値段が高いイメージのある焼肉やステーキ、蟹などが多く、こちらもたくさん食べて元を取ろうとする勢いのある書き込みが多いようです。それに対して副菜系・嗜好品は、価格や量というよりも「食べ放題」が付いていて良かった。という付加価値にお得感を得たという書き込みが多かったようです。

今後、食べ放題メニューはどうなるのか

飲食店側の発言で共通しているのは「食べ放題」だけでは利益が上がりにくいという点で一致していました。例えば「唐揚げ」の食べ放題でも、唐揚げのみではほとんど利益が出ないようになっています、ただし、集客率を向上させ、他のメニューを釣られて注文するのを狙うなど、戦略的に食べ放題を活用することはこれからも期待できそうです。

以上、「Twitter」の年間データから「食べ放題」について調査しましたがいかがでしょうか。今後のメニューの開発の参考などにしていただければと思います。

今回で、ソーシャルメディアから読む消費者動向は最終回ですが、弊社はソーシャルメディアのデータを使ったリスク対策サービスなどをご提供しております。もしご興味をお持ちでしたらお気軽にご相談ください。

執筆者プロフィール

株式会社 日立システムズ 

住所:〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー12階
公式HP:http://www.hitachi-systems.com/

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