検索急上昇ワード

ネットで「希少糖」への注目度上昇!量産化で活用商品が増え、メタボ抑制に大きな期待

2014年08月01日

希少糖

2014年6月8日放送のテレビ番組「夢の扉プラス」で希少糖が紹介され、甘いのに低カロリーでメタボ抑制が期待される“夢の糖”としてGoogle検索数が急上昇した。今回はその希少糖に焦点を当てる。

すでに全国のコンビニで商品が販売されている

今年に入って甘味料に希少糖を使用した食品は、全国のコンビニに流通されるようになった。主な商品はケーキ、パフェ、プリン、キャンディなどの菓子、ソーダ、コーヒーなどの飲料、醤油、トマトケチャップなどの調味料、梅酒など。株式会社富士経済の調査では、今後も希少糖関連の市場に参入する企業は増加が予想されるという。

希少糖とは

ブドウ糖や果糖などの自然界に多量に存在する単糖(糖の最小単位)と違って、微量しか存在しない単糖を希少糖という。希少糖は50種類以上あり、虫歯予防で知られるキシリトールも希少糖の一種だ。糖の中ではマイナーな存在とされていたが、近年の研究で様々な生理活性があることが分かってきた。

香川大学などの研究によると、「D-プシコース」という希少糖はノンカロリーで砂糖の7割ほどの甘味があり、食後血糖値の上昇を抑制したり内臓脂肪の蓄積を抑制したりといった効果が報告されている。また「D-アロース」は血圧上昇抑制作用、抗酸化作用、がん細胞増殖抑制作用などが認められており、医薬品や機能性食品、化粧品などへの応用開発が進められている。

商品に付加価値を与えられると好評

でんぷん加工大手の松谷化学工業はD-プシコースやD-アロースなどの希少糖を13~15%含んだシロップの量産化工場を世界で初めて稼働させた。「レアシュガースウィート」の商品名で500gボトルを小売用に販売しているほか、業務用では一斗缶(25kg)/コンテナ(1t)/タンクローリーによる納品形態で、様々な食品メーカーや飲食店、学校給食センターなどと取引している。

レアシュガースウィートの特徴として、卵臭の軽減(茹で卵、プリンなど)、フレーバーリリースの向上(フルーツジャム、果汁飲料など)、コク味付与・風味向上(カスタードクリーム、コーヒー飲料など)、減塩効果(ドレッシング、スープなど)、マスキング(高甘味度甘味料、コラーゲンなど)、水分活性の調整(飴、フラワーペーストなどがあるという。

同社に取引先からの商品評価をうかがったところ、「シロップ状で使いやすい」「料理の色目がよい」「味が良い・美味しい」「素材への味のしみこみが早い」「希少糖入りの商品が作れるなど」といった声があるという。

米国FDAよりGRAS認証を取得!トクホも申請中

2014年7月1日、松谷化学工業は「D-プシコース」が米国FDA(食品医薬品局:食品や医薬品、機器などの製品について、安全性や有効性の認可と違反品の取締りなどを行う米国政府機関)に認められ、GRAS認証(一般に安全と認められる食品素材)を取得したと発表した。また日本では特定保健用食品(トクホ)の許可を申請中で、2014年度内の取得を目指している。今後の展開はプシコース純品の製造販売、海外展開などとして、一層の拡販に力を注ぐ。

希少糖の普及にともない、多くの人が体脂肪や血糖値を気にすることなく食品を選べるようになれば、豊かな食生活の実現につながるだろう。

検索急上昇ワード バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

『BtoBプラットフォーム』とのID統合について

最新の市況情報

フーズチャネルコンテンツガイド