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ランチ客数が30名増加!サラリーマンを呼び込む「ランチパスポート」

2014年06月09日

Googleで検索されたワードの検索回数の傾向を調べるサービス「Googleトレンド」から、今回は2014年5月に前年同月比で急上昇した「ランチパスポート」について取り上げる。

ランチパスポート

「ランチパスポート」とは

「ランチパスポート」は携行しやすい小型の本で、掲載されている飲食店に提示すればランチが500円で食べられるというもの。高知県でタウン誌を発 行する株式会社ほっとこうち(高知県高知市)が2011年4月に高知エリアで始めて、2014年5月時点で28都道府県のエリアで発行が決まっている。

飲食店はランチ時に700円以上のレギュラーメニューを500円で提供することが掲載条件となる。1日5食限定など提供数を決めることもできる。

本 はエリア内のコンビニや書店などで1,000円前後で販売されている。有効期間は3ヶ月間で、購入者は本の出費を取り戻すため期間内に多くの店を使おうと する。1回利用するたびにランチパスポートにスタンプを押してもらう。同じ店を利用できるのは3回までとしているのが、一般的な無料クーポンとの違いだ。

また1冊の掲載店舗数は100店ほどとしており、3ヶ月間利用すればある程度のスタンプが溜まっていく。スタンプが溜まっていく感覚が得られることも、人気を後押ししているようだ。

1日平均30名の集客で、飲食店側の掲載費は無料

各エリアの利用状況は1店舗あたり1日平均30~40名ほど。多いところでは100名ほどの利用があるという。客層は20代~40代の会社員が中心で、男女比はほぼ半々。

一般に割引による新規顧客はリピーターになりにくいといわれるが、実際にランチパスポートに掲載した飲食店では次回ドリンク1杯無料券などを配布するなどして、多くの店舗で掲載終了後でもリピートされているという。

掲載に向いている店、向かない店がある

ランチパスポートに掲載したい飲食店はどうすればよいだろうか。株式会社ほっとこうちの山本さんにうかがったところ、「掲載希望などのお問い合わせは、各エリアのランチパスポート発行元に連絡をお取りください。ただし、どんなお店でも掲載に向いているわけではございません。事前に発行元が店の席数やメニューの価格などをヒアリングさせていただき、お店側にとって極力赤字が出ないようにご提案させていただいております」と語る。

例えば500円で原価割れとなるメニューや、オーダーを受けてからの調理、一人で切り盛りされている店などは、ランチパスポートによる客数の増加によりサービスの質が低下しかねないとして不向きという。

サラリーマンのお小遣いが削られ続ける昨今、ランチ代はワンコインで収める傾向は続いている。ランチパスポートの利用が利用客と店舗双方のメリットになるように期待したい。

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