経営者インタビュー

「牛たんねぎし」創業社長が語る、100年企業に必要な経営者のあり方~ねぎしフードサービス・根岸榮治

2019年03月04日

ねぎしフードサービス代表取締役 根岸榮治 社長

根岸榮治(ねぎし・えいじ)・・・福島県出身。父親の会社が倒産したのを機に、東京の百貨店を退職して故郷に戻り、飲食店ビジネスを開始。1969年にねぎしフードサービスを設立。多業態の飲食店を茨城県、福島県、宮城県の3県にまたがる広範囲に20店舗出店。その後、出店戦略を“同一業態・同一地域”に切り替え1981年にねぎしの1号店を出店。

“ヘルシーな牛たんと、栄養満点なとろろと麦めし”という老若男女が喜ぶ組み合わせを開発し、連日大繁盛している「牛たん とろろ 麦めし ねぎし」。1981年、新宿歌舞伎町に1号店をオープンして以来、同一業態・同一地域の戦略で、新宿から30分圏内に40店舗を出店。売上高は71億円、来店客は年間520万人(2017年度)という一大ブランドを築いている。

親切丁寧なサービスによる、高い顧客満足度で躍進を続けるねぎしフードサービス。人材教育に力を入れた経営が評価され、日本経営品質賞(2011年度)、農林水産大臣賞 新規業態・人材開発部門(2012年度)など様々な賞を受賞した。“100年企業”のスローガンを打ち出す代表取締役 根岸榮治社長に、成長を続けるために必要な経営者の仕事論を伺った。

人口減少と消費者の成熟化で、商売のやり方が変わる

【Q】今後の飲食業界で懸念していることを教えてください。

牛たんねぎし セットメニュー

最大の問題は、人口減少ですね。2040年には日本の人口は1億700万人となり、2,000万人がいなくなります。消費者と生産者の両方がガクンといなくなると、商売のやり方も変えないといけません。

一方で、今のお客様は生まれた頃からコンビニやインターネットで何でも手に入る環境にあるので、モノに成熟しています。昔のように人口が増えていたときは、質と量のどちらを追求しても成功しました。でも、人口減少のこれからは、質の時代になります。

【Q】質の時代を生き抜くには、どうすればいいのですか?

会社の質、サービスの質、それらを高めるためには、経営理念の徹底が必須です。もし、従業員が理念を理解してないと、どんなに良いスキルを積み上げても、ちょっとしたことで一気に崩れてしまう。経営理念をどれだけ具現化していくかが、会社の強さを計るものさしになるんです。

【Q】経営理念をどのように従業員に教えているでしょうか?

最近は、どの会社でも経営理念を持っていて、朝礼で唱和するところも増えてきました。でも、読み上げているだけでは意味がありません。上司が部下に「勉強して自己成長しろ!」と命令してもダメ。分からない人に、「なぜ分からないの」と問い詰めてもダメ。命令では人は成長できません。

日々の仕事の中に経営理念を具現化する仕組みを作ることが必要なんです。ねぎしの運営の最大の強みは、その仕組みをたくさん持っていることです。


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