企業インタビュー

儲けより面白さ。自分本位のスタイルが20代の共感を呼ぶネオ大衆酒場~コンロ家(頼富商會)

2019年02月19日

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2016年にオープンし、都内に5店舗(2019年2月時点)出店する「大衆和牛酒場コンロ家~霜降り和牛鍋と神戸牛ホルモン鉄板焼~」(以下、コンロ家)は、近年広がりをみせているコンセプト重視のネオ大衆酒場だ。

「おい、生ビール(1000円)」の張り紙といったジョークのセンスや、高級和牛やワインを手ごろな値段で味わえることが受け、若い世代中心に連日賑わいを見せている。面白い、安い、繁盛店の理由はそれだけだろうか。運営する株式会社頼富商會でマネジメントを担う代表取締役副社長、蒲池章一郎氏が意識する視点から、ヒントをさぐってみたい。

霜降り和牛とワインを居酒屋価格で

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『和牛』×『ワイン』×『大衆酒場』をキーワードにするコンロ家が扱うのは、A4~A5ランクの高級和牛だ。看板商品の「霜降り和牛なべ」は、こんもりと盛られた野菜の上に霜降り肉がこれでもかと覆いかぶさる、まさに“肉の富士山”。それでいて価格設定は大衆酒場らしく2000円台が中心となっている。

樽生ビール4種類、ワインも50種類以上(渋谷店・飯田橋店は100種類)を樽で取り揃え、客が直接注ぎ足す“セルフ飲み放題”が30分290円と話題性は充分だ。

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株式会社頼富商會 蒲池章一郎副社長

「もともと肉の仕入に強みがあったので、和牛のコンセプトは念頭にありました。開業以来、高級食材やおしゃれなイメージのあるワインを、いかに大衆的にリーズナブルに楽しんでいただくかを工夫してきました」

店内の壁一面に並ぶワイン樽はその工夫のひとつ。居酒屋ではオーダーの多くがドリンクで、その提供に人手を割く。セルフスタイルにすることで人件費が大幅に削減できるという。また、メニューも最終調理を客に任せるコンロ料理がメインだ。

蒲池副社長の経験上では、50席の店舗であればキッチンとホール合わせて6人は必要というが、コンロ家では3人でのオペレーションを実現している。


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