企業インタビュー

駅ナカのニーズを知りつくすシウマイ弁当の崎陽軒が、新業態で挑む東京進出~横濱 崎陽軒(シウマイBAR)

2018年09月18日

0918_kiyoken_main

駅弁「シウマイ弁当」でよく知られる株式会社崎陽軒の「シウマイ」。この横浜名物を蒸したての状態で提供する、その名も「シウマイBAR(バル)」が東京駅一番街の「にっぽん、グルメ街道」に登場し、注目を集めている。

崎陽軒の飲食店事業はすでに地元・横浜でも展開されてきたが、東京へはこれが初進出だ。シウマイをつまみに気軽に飲むという、崎陽軒初の試みとなったユニークなバルは、どのような狙いで誕生したのだろうか。

移動時間の合間に立ち寄れる駅ナカバル。必要なのは「お待たせしないこと」

09018_kiyoken_001

崎陽軒の創業は1908年と、110年前の明治時代まで遡る。看板商品の「シウマイ」は、本社のある神奈川・横浜ではちょっとした手土産用途だけでなく、日常的に食卓にのぼるほど親しまれている。

駅弁「シウマイ弁当」は、販売エリアである首都圏のみならず、全国の駅弁フェアやインターネット上のクチコミでも知名度が高い人気商品だ。

0918_kiyoken_100

広報・マーケティング部 金田祐輔氏

崎陽軒のレストラン事業は横浜を中心に展開しており、シウマイBARは初の東京店舗となる。崎陽軒が駅ナカで展開してきた店舗は弁当を中心とした物販で、そこにバルを組み合わせた店舗形態自体も初の試みだ。広報・マーティング部の金田祐輔氏によると、「東京駅という出店場所にあわせて考えた業態」だという。

「出店エリアは『にっぽん、グルメ街道』という、全国各地の味を集めた飲食街フロアです。ありがたいことに弊社は神奈川代表・横浜名物として出店のお声がけをいただきました。

5つで1セットの昔ながらのシウマイ

駅ナカという立地は、一般的な出店とは違う制約や特徴もあります。それは出張帰りの新幹線の待ち時間や、バス旅行の移動時間の間など、限られた時間の中でお越しになる方が多いということです。

本格的な料理をゆっくりお楽しみになるよりも、手軽なおつまみで1杯2杯、さっとお飲みになるニーズにお応えするべく、バルという気軽な業態で、お客様をお待たせしない料理をお出ししたいと考えました。その中で、いかに“崎陽軒らしさ”を出していけるかを目指しています」


企業インタビュー  バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ





業務用食品、衛生関連資材の購入は、BtoBプラットフォーム商談 eSmartで!会員登録無料・今なら3500ポイントプレゼント!

メルマガ登録はこちら
フーズチャネルタイムズ 無料購読はこちら