愛されるお店の作り方

乳児連れの母親の外食ニーズに着目。少子化でも集客するカフェ~latte chano-mama(商業藝術)

2018年02月21日

「あと細かい備品はいっぱいありますね。例えば、うどんメニューも麺が長いとお子さんが食べられないので、ママさんが自分で切れるように、うどんを切るための麺カッターとか。それはお客様の声で導入しました。他には離乳食にフルーツがつくのですが、お子様によっては大きすぎたりするので、こまかくしたり、すりおろしたりしています」

ママ層をターゲットにしたゆえの問題点

一見すると、いい意味でゆるい店にみえるが、一方で席の時間管理は徹底している。より多くの客に利用してもらえるように利用時間は予約や来店の時間によって、1.5時間制と2時間制に分け、時間になる前にはスタッフが丁寧に声掛けをしている。

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『店側としては席についた人には全力でくつろいでもらい、また次来たいと思ってもらえるようにしたい』という思いもあるが、カフェ業態であるため顧客一人当たりの平均単価は1,200~1,300円と低く、アルコールの用意があっても出数は圧倒的に低い。居酒屋業態など他の外食と比べてもよりシビアに利用時間を区切る必要があるのだ。

様々な取り組みでママ層からの支持を集めたlatte chano-mamaだが、それゆえに苦労することもあると言う。

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「お子様連れ専用のカフェに見られて、入店を躊躇されるお客様もいらっしゃいます。スタッフが入り口でお子様連れの方が多いことをお伝えしているのですが、中を見られお帰りになられる方もいらっしゃいます。しかし事前に伝えておけば、あとからトラブルに発展することもありませんし、むしろ、子どもが好きな方は、元気な声を喜んで頂けるので、今後もしっかりとご案内していこうと思います」

最後に、今後の目標についてうかがってみた。

「『latte chano-mama』はまだこの1号店しかありませんので、今後は同様のスタイルのお店を増やしていきたいですね。特に商業施設で限定して考えているわけではありません。系列のchano-maの展開と合わせて、路面店でも展開したいですね。今後も子育てをされているママ層の方に、楽しんで外食していただける店作りを行っていきます」

少子化で子どもの数自体は減りつつあるかもしれないが、一方でターゲットを深掘りした業態開発ができれば、他社にはマネのできない顧客層を独占できるかもしれない。今回のlatte chano-mamaはその好例ではないだろうか。


latte chano-mama 伊勢丹新宿店(株式会社商業藝術)

住所:〒160-0022 東京都新宿区 伊勢丹新宿店本館 6F
電話:03-6858-4788 お話:株式会社商業藝術 latte chano-mama店長 藤井氏
公式HP:http://commercial-art.net/

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