経営者インタビュー

飲食一筋20年、串カツ田中の貫社長が狙う新たな展開〜 株式会社串カツ田中・貫啓二社長

2018年01月23日

もちろん、浸透させるための方法も大切です。最初はうちの会社で働く意味についての動画を配信していましたが、今はより深く伝えるため、手元に残る封書で手紙を出しています。理念の内容を、例え話にしたり別の言葉に言い変えたりしながら、伝えていく感じですね。これを毎月、社員とアルバイトさん全員に送っているので、1回で1000通にもなります。

理念を浸透させるということは、同時に自分が理念を貫き続ける根性がないといけません。ですから今送っている手紙もスタッフから反応があるかないかは気にせずに、一方的にでもいいから送り続けることが大事だと思っています。

模倣店には決してまけない、串カツ田中への「愛」

【Q】この10年、串カツ田中は成長し続けています。何がお客様に支持されたのでしょうか

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おそらく“串カツ田中愛”だと思います。それが、串カツ田中を模倣した店とは圧倒的に違うところです。

模倣店は店が苦しくなったら逃げ出して、また別の業態を模倣するでしょう。でも、僕らには串カツ田中しかありませんから、苦しくなったって逃げない。模倣店が出てきたら、その上をいく努力をするだけです。

串カツ田中も、外からは順風満帆に見えるかもしれませんが、僕らの中では色々なリスクや将来への不安だってあります。1年365日常に串カツのことだけを考え続けても、まだ不安に思うことがあるくらいですからね。模倣している店は、そこまで深く考えられないでしょうし、そもそもその企業にとっては串カツの業態は金稼ぎの財布の1つでしかありません。僕らは、串カツだけでスタッフの生活から何からすべてをまかなっています。そのために理念を浸透させ、それを守り抜いていくわけです。そうやってみんなで作ったブランドだから、お客様からも支持されているんだと思います。

飲食業界の現状と、これからのこと

【Q】現在、少子高齢化の影響で飲食業界が苦しくなっていると言われています。貫社長はどのようにお考えでしょうか

僕は飲食業界において少子高齢化はそれほど大きな関係がないと思っています。例えば、ビールメーカーであれば大手4社ですから、若者のビール離れとなれば1社が握っているマーケットが大きい分、1社へのインパクトも大きいでしょう。

でも、飲食業界は参入障壁も低いし、業態変更も簡単で、何万というプレイヤーがいます。そんな業界で少子高齢化を気にしますか? むしろ、少子高齢化について議論する飲食店経営者を見ていると、「そんな影響あるほどマーケットを握ってるんですか?」と思います。そんな議論していてはダメですよ。


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