経営者インタビュー

居酒屋甲子園理事長が見据える、2018年の飲食業界~nadeshico・細川雄也代表取締役

2018年01月04日

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細川 雄也(ホソカワユウヤ)…1978年、滋賀県生まれ。大学卒業後、農協(JA)を経て飲食業へ。2007年の開業以来、滋賀県内で6店舗を経営。2017年には6次化ファンドの出資で東京にも1店舗を構えている。また同年から居酒屋甲子園現理事長も務める

「インスタ映え」「プレミアムフライデー」といった飲食業界にも影響のある流行語が世間をにぎわせた2017年。本格始動した「働き方改革」も例外ではなく、労働環境や就業スタイルの抜本的な見直しが求められる年となった。滋賀県内で居酒屋やビストロなど6店舗を展開する株式会社nadeshicoの細川雄也代表取締役にとっても、2017年は飲食業界最大級のイベント「居酒屋甲子園」の理事長就任、東京への初進出など大きな動きのある1年になった。はたして2018年の飲食業界は何が求められ、どうなっていくのか。細川代表取締役に居酒屋甲子園理事長として、飲食業界の今後を伺った。

【Q】2017年は東京初進出、居酒屋甲子園理事長就任と躍進の一年でした。 まず東京初出店となった「ターブル・オー・トロワ」について教えてください

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株式会社nadeshico 細川雄也社長

ターブル・オー・トロワは6次産業化ファンドの出資で、2016年12月に東京にオープンしました。筆頭株主は地元滋賀の鮎養殖業者さん、それと米農家さんです。滋賀食材をより多くの人に知ってもらおう、地元ブランドの付加価値をあげていこうという趣旨のもと、弊社が飲食店運営のノウハウを提供しています。

弊社はもともと「旬菜酒場 菜でしこ」「魚丸」といった業態を滋賀県内で展開していましたが、滋賀食材を知らない人にも、もっと広めて「知らなかった、はじめて食べた!」と喜んでいただきたくて始めました。

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ただ、地方の食材を売りにする、いわゆる「ご当地居酒屋」のような業態は、すでに東京にたくさんありますよね。ですから、あえてご当地感を出すようにはしていません。

それよりも商品クオリティとサービス力、スタッフが作り出す空気感、内装空間といったトータルで満足していただいて、帰り際に食べていただいたメニューから「ここのシェフたぶん滋賀出身だね」くらいの印象が残るように演出しています。最終的に「滋賀っていい食材がたくさんあるんだ」「今度滋賀に行ってみようか」というところまで、気持ちを動かすことができたら、ゴールだと考えています。

【Q】滋賀の食材にこだわる理由なんですか?

昔から地元の生産者さんたちに貢献したいという思いがありました。というのも僕が最初に就職したのが農協だったので、生産者さんが出荷するとき、自分で商品の価格や販売先を決めることができなかったり、現場でも「手取りが少ない」と訴えられたりというのを目の当たりにしてきたからです。


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