企業のIT活用術

苦手な伝票整理や事務作業を削減し、接客に注力できる環境へ改善~浜倉的商店製作所

2017年12月15日

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他にも、勤怠管理のシステムも導入したので、各店の発注情報と日々の売上げや原価、人件費などが、その日のうちに簡単に把握できるようになりました。いまでは、日々の原価率や人件費率を見て、気になるところは即座に見直しするようにしています。

やはり飲食店ですから、人に接して体感させるものはとことんアナログで行く。そしてアナログに力を入れられるように、例えばFLコストの管理などシステム化できるところはシステム化してルーティンワーク化する。その両方がないとダメだと思います。そのためにはシステムが絶対に必要になるのです。

ここまでシステム化をする理由には、もうひとつあります。たくさんの業態があるなかで、スタッフの魅力を最大限に活かした人材のキャスティングをするためにも必要なんです。

【Q】人材のキャスティングのためのシステム化とは?

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うちの直営店は、恵比寿横丁にある3坪のお店もあれば、100坪のお店もあって、店ごとに原価も人件費もまったく違います。色々とお店があるなかで、働く人それぞれに合った人材のキャスティングをして、その人が一番輝けるようにしたいんです。

人材にあったキャスティングとは、もちろん楽しさや働きやすさというのもありますが、それだけではありません。例えば居酒屋業態だと、働く年齢によって、いずれ体力的に厳しいと感じるスタッフが出て来ると思います。

しかし、そういうおじちゃんやおばちゃんが働きたいと思える業態を作るのもキャスティングのひとつです。そうすれば、会社の中で転職するように異動ができます。例えば、業態としてスナックを直営でやることも考えています。居酒屋はしんどいけど、スナックならできるおばちゃんとか、水商売は嫌だけど、おばんざいのお店ならいけるとかね。業態と人材のキャスティングで人の集まる場所を作っていけますからね。それなら何歳になっても会社を辞めずに働いてもらえるでしょう。

要するに最適なタイミングでパッとキャスティングできるようにしたい。そのためはどのスタッフがどの業態に行っても、発注とかタイムカードやレジ回りはスッと使えるようにしておくべきなんです。いまはシステム化されたので社内のどの業態に行っても、共通の仕組みで使えますからね。

【Q】最後に今後の展望について、教えていただけますか?

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今後の展望とかそれほど大きな話ではないのですが、浜倉的商店製作所で作りたいものは昔から変わっていません。洋服でいえばボタンとかチャックのように、普段は目立たなくても、当たり前のように存在してくれないと困るものです。町で言えばなくなっては困る場所づくりです。だから、屋形船もやるし、横丁のように小さい店の集合体もやるし、いろんな引き出しがありながら、みんな1軒1軒違う商売をやっているのです。

今、渋谷と有楽町に横丁を作るプロジェクトがあります。ただ、うちはチェーン店さんのように同じ店を増やそうという意識はありません。あくまで、その街に必要な店を増やしているだけです。今後もさらに業態が増えていくと思いますよ。


浜倉的商店製作所

株式会社浜倉的商店製作所

本社所在地:東京都千代田区有楽町2-1-1 International Arcade 5号館 2F
事業内容:飲食店の経営並びにプロデュース、商品開発等
公式HP:http://www.hamakura-style.com/

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