愛されるお店の作り方

コンシェルジュが客と日本酒を引き合わせる、初心者に優しい立ち飲み屋~純米酒専門 八咫

2017年11月15日

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2010年に名古屋でオープンをした、立ち飲み式の日本酒BAR「純米酒専門 八咫」(やた)。昨今の日本酒ブームの追い風もあり、わずか4.5坪の店内に月700人以上が訪れ、坪売上は30万円を超える人気店となった。現在は全国に9店舗(名古屋4店舗、東京3店舗、札幌2店舗)を構えている。もともと日本酒を取り揃える飲食店は多く存在しているが、同店の目指す「本当の意味で日本酒を扱う」とはどういうことなのだろうか?純米酒専門八咫の運営会社である、株式会社マグネティックフィールドの取締役 西明邦彦氏にお話をうかがった。

顧客目線で日本酒を伝えられる人が不足

株式会社マグネティックフィールドの経営者、山本将守社長は元プロサッカー選手であり、現役引退後に実家の酒屋を継いだ。『日本酒のポテンシャルを誰よりも信じている』という山本社長は、従来の酒屋の常識であったビール販売と配達を止め、全国の蔵元を巡りながら、日本酒のみを取扱う日本酒専門店へとシフトした。実家の酒屋にとっていわば生命線を捨てる行為だったが、そこに勝算があったからだと、西明氏は語ってくれた。

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「今は昔とは比べものにならないほどレベルの高い蔵元さんが増えてきており、クオリティの高い日本酒が次々と生まれています。日本酒というのは味の幅広さや食事との相性を考えると、ワインよりも懐は深いと思います。実際にワインから日本酒に鞍替えする方も増えてきているほどです。問題は、日本酒の魅力を正しく伝える人がいないことです。そこで“日本酒を案内(ナビゲート)するお店”というコンセプトで生まれたのが純米酒専門八咫でした」

お酒の流通というのは、蔵元から酒屋に届き、酒屋から居酒屋などへ卸されて、お客の口へと入る。つまり日本酒の魅力を伝えるには、直接お客と接する場所で伝える必要があるという考えから、酒屋が飲食店を開業するに至ったのだ。

一歩踏み込んだ知識で、酒はもっと美味しくなる

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飲み比べ用に、小ぶりのワイングラスを用意

八咫が取扱う日本酒はおよそ30~35種類。オール500円というシンプルな価格設定である。一番人気は、1時間2,000円で飲み放題となる「利き酒コース」だ。

「利き酒コースであれば、普段は飲まない銘柄にも手が出ますので、興味の幅が広がります。例えば同じお酒でもつまみとの相性によって合う・合わないがあります。それを実際に舌で味わって体験してもらえるようにしました」


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