愛されるお店の作り方

飲食店からものづくりを発信。オープンからわずか2年で居酒屋甲子園優勝を達成した店〜燕三条イタリアンBit

2017年07月11日

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洋食器やカトラリーの一大生産地である新潟県燕市・三条市。その芸術的とも言える職人技が光る洋食器やグラス、箸などを使って、話題となっている店がある。2013年に新潟でオープンした『燕三条イタリアンBit』だ。

オープンからわずか2年後の2015年には、居酒屋甲子園で優勝。2016年には東京・銀座へ進出と、勢いに乗っている。「燕三条の魅力で新潟を熱狂させ、皆を幸せに」をコンセプトに掲げた同店の魅力について、オーナーシェフの秋山武士さんに伺った。

他の追随を許さないコンセプト作り

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オーナーシェフ 秋山武士さん

「私は、もともと千葉のホテルでシェフとして働いていて、27歳のときに地元の新潟に帰ってきました。それからビストロ業態で月1,000万円以上売上げているお店で料理長を1年半ほどやらせていただき、33歳で独立しました」

2013年、新潟市に誕生した『燕三条イタリアンBit』は、オープン後すぐに話題を呼ぶ店となる。その理由のひとつが、ものづくりの街として有名な燕三条で作られた洋食器を取り揃え、コースに応じて実際に使うことができるという点だ。

「職人の技術で鍛え抜かれた食器と普通の食器との違いは、使ってみるとすぐにわかります。例えば、燕三条のマルナオ箸は通常よりもさらに先端が細く作られているので、食材を口に運ぶときに箸が口に入る感覚がないほどです」

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「箸というのは1回の食事であっても何回も口に運びますよね。些細なことのようですが、先が細いということが、実は大きな付加価値になるのです。そういうことが分かっていても百貨店に並ぶような高級食器は、購入しないと使ってみることはできません。どんなに良いものでも箸に1万円2万円と言われたらなかなか手が出ませんよね。そこでお客様が実際に手にとって、飲食体験を通じて商品を知ることができる、そんな場所を作りたいと思ったのです」

店のオープンに当たり、秋山さんが自らの思いを燕三条でものづくりを続けている企業に伝えたところ、無形文化財となっている鎚起銅器の玉川堂(ぎょくせんどう)、黒檀(こくたん)箸のマルナオ、アウトドアブランドのスノーピークなど多くの企業から、賛同を得られたという。そして現在も多くの企業からバックアップを受けている。


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