経営者インタビュー

浜倉的商店製作所・浜倉好宣社長~次々と“溜まり場”をデザインする「横丁・酒場のコミュニティ文化」の仕掛け人

2017年04月18日

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浜倉好宣(はまくらよしのり)…1967年神奈川県生まれ。ちゃんとフードサービス、フードスコープ等を経て2004年に独立。経営難の鮮魚店や水産仲卸を再生した「浜焼き酒場」やシャッター街を酒場街へ生まれ変わらせる「横丁」プロジェクト、飲食店と生産者を直接つなぐ「有楽町産直飲食街」など、様々な業態をプロデュースし運営する。

2008年にオープンし、いまや東京・恵比寿の人気スポットといえる『恵比寿横丁』。休眠中だった公設市場を丸ごと飲食街に変え、個性派酒場の集まる活気ある場所に生まれ変わらせた。この横丁プロジェクトを仕掛けたのは、株式会社浜倉的商店製作所の代表取締役・浜倉好宣氏。単なる飲食店の経営だけに留まらない、アイデアの源はどこにあるのだろうか?詳しく伺った。

マニュアル化されていない、昔ながらの人間味ある店が原点

【Q】恵比寿横丁を作られる以前は、どのようなお仕事を?

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2001年頃、僕は飲食業界のなかでもわりとキレイなデザイナーズレストランなどを運営する会社に勤めていました。

当時は、そうしたデザイナーズレストランがブームの時期で、成功店のノウハウがマニュアル化され、「飲食店はこうすれば流行る」と内装・外装や接客サービスまで画一化された店が乱立している状態でした。

流行っている間は良かったのですが、ブームがすぎてしまうと廃れるのも早く、ある時を境に、繁盛店からひと足が途絶えるのを目の当たりにしています。

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一方、そうした飲食バブルに流されなかった店もあります。決してキレイではないですが、肩肘をはらなくてもいい、普段使いができる店です。

僕は元々そういう昔から残っている店が好きでした。接客マニュアルなどなくて、おじちゃんとおばちゃん達でやっている、いわゆる味のある店です。

ただ、そういう昔ながらのお店は、お客さんの年齢層も高く、若い人がなかなか入りにくい雰囲気があるため、このまま廃れさせてはならない、日本の文化店をつなぎたい、という想いにかられました。そこで僕は古い酒場の良さを残し、若い人も気軽に入りやすい、世代をつなぐ酒場を創りたいと考えたのです。

面倒なことを楽しめる人たちを集めてつくった横丁

【Q】若い層も入りやすい、昔ながらの酒場はどのように作られたのでしょうか。

新しい酒場のアイデアが出たのと同じタイミングで、たまたま恵比寿駅近くにある公設市場の跡地を見つけました。


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