経営者インタビュー

海老バルブームを牽引した大阪の名物社長、ブームを振り返る~株式会社orb・佐野知成社長

2016年12月21日

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佐野知成(さのともなり)…1975年、大阪府枚方市生まれ。元プロボクサー。ボクサー引退後の2002年に、大阪市内にダイニングバーをオープン。2008年に会社化し、株式会社orbを創立する。現在、大阪市内で「活海老バルorb」をはじめ、直営店4業態9店舗を展開中。

2012年1月に大阪・福島で1号店をオープン以来、天満、お初天神裏参道など、大阪市内の注目エリアに6店舗を展開。高級食材のオマール海老の“つかみ取り”と“海老専門”という業態が話題となり、海老バルブームの火付け役となった『活海老バル orb』。元プロボクサーという異色の経歴を持つ、株式会社orbの代表取締役 佐野知成氏に、これまでの海老バルブームを振り返りながら、今後の展開を伺った。

“遊びに行けるくらいの職場”がスタッフを育てる

【Q】飲食店経営を始めてから、これまでの道のりは順調でしたか?

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経営自体は順調です。ただ、もともとお金がほしいから商売するというタイプではなく、ボクシングを引退して「さあ、次何しようか」と始めたのが飲食業でした。だから僕の給料は2007年くらいまでずっと20万円だけ。(笑)

会社化する際に、税理士さんから「せめて給与を30万円にしませんか?」と苦笑いされて…。これまで会社もずっと無借金でやってきましたし、他の経営者の方のように何千万円も借りて一気に事業拡大するというタイプでもありません。どちらかというと経営については臆病な方だと思います。

【Q】会社全体を通じて大切にされていることは?

スタッフ、立地、コンセプト、仕掛け。この4つを大事にしています。特に大事なのは、やはりスタッフですね。お客様は最終的に、人と人とのつながりで増えるものだと思っています。そのためにはまず接客です。

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うちでは“接客芸”と呼んでいますが、私はスタッフにお客様を引き付ける攻めの接客を求めています。“接客芸”と言っても具体的に何をしてくださいということではないので、説明が難しいのですが、例えば常連さんが、「今日はこの料理を食べよう」ではなく、「○○くん、今日はどの店にいる?」という感じで来てくれるようになればいいと思います。いうなれば店ではなく人にお客様が付くような接客が理想です。

【Q】社員への想いには、どのようなものがありますか?

「会社全体を、ひとつのファミリーにしたい」という気持ちがあります。年に一度の社内旅行とスタッフの結婚式も、店を全部閉めることに決めています。以前は、「1日閉めると売り上げがこれだけ落ちる」と考えていたこともありました。しかし、ファミリーなら結婚式を優先しないと(笑)



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