経営者インタビュー

大手メーカー勤務から飲食店経営者へ、名古屋の食肉業界の新たな光~株式会社フードエイド・俵幸嗣社長

2016年11月02日

2015年時点で2店舗だった「徳川ホルモンセンター」も、パートナーシップ店、FC店を含め8店舗まで広がっています。この1年、名古屋市内では1・2を争うペースで出店を進めることが出来ました。

今ではお客様のSNS上で、「ホルモンセンター攻略作戦」という名前まで付いているそうですが、いかに安く注文して入場料の元を取ろうかという、ゲーム感覚で楽しんでいただいている方も多いですね。

【Q】コンセプトに対する確固たる自信は、どこから生まれるのでしょうか?

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飲食経験ゼロでこの道に入ったことが、逆に良かったのだと思います。「そんなやり方では飲食の世界で通用しませんよ」などという、固定観念にとらわれることがありませんから。

飲食の世界では一般的に、慣習や経験値を重視する傾向が強いですよね。私にはその知識も経験もなかったので、自分のイメージ通りにコンセプトを追求できました。

お客様のニーズを知ることは大切なことですが、元々のコンセプトから逸れてまでニーズに迎合する必要はないと思っています。ですから、ウチではマーケティングなどは一切せず、立地も無視(笑)。無鉄砲かもしれませんが、それぐらいじゃないと私たちのような新参者は、競争が激しい飲食業界で生き抜いていけませんから。

卸を足がかりに、東京での店舗展開も

【Q】勢いにのる今の状況を踏まえ、今後の展開をどのようにお考えですか?

おかげさまで、名古屋市内での飲食店経営は軌道に乗りましたので、次は商品開発にも注力したいと考えています。経験上、肉のことはよく分かっているつもりなので、それを活かして加工商品を自社で開発していこうと。

現在は、ローストビーフや、肉の燻製など加工商品の開発を進めているところです。また、真空調理を施した骨付きのトマホークステーキなども考えています。自分たちの店で出すだけでなく卸売も考えていますので、仕入れられた先で、その店の名物として使ってもらえれば嬉しいですね。

【Q】店舗展開については、いかがですか?

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「ホルモンセンター」のフランチャイズ(FC)展開を強化していく予定です。既に、FC参入に多くのリクエストをいただいています。ただ、需給バランスの兼ね合いがあるので、「目標◯店舗!」といった出店ありきで進めるつもりはありません。生産者やメーカーとしっかり話を詰めたうえで、出店計画を立てていく予定です。

それから、東京への進出も考えています。2017年にはホルモンセンターの東京1号店をFCで出す予定です。この店も直売所を併設しますので、東京で卸としての実績も作りつつ、飲食店としてどんな経営状態でやれるかをしっかり見極めるつもりです。

【Q】最後に、俵社長ご自身の夢や目標をお聞かせください。

将来的には、食肉の川上から川下までをカバーできる存在を目指しています。サラリーマン時代に、肉の中間流通の仕事から始まり、今まさに川下の飲食を経験する中で、食肉および農業の世界は、川上の生産者の犠牲によって成り立っていると改めて痛感しました。

仕入れ業者と対等の立場で、正当な価格の商談ができている生産者なんて、果たして存在するのかどうか。そんな現状を打開し、流通の仕組み自体を変えて、食肉に関わる全ての人が笑顔になれるような、そんな世界を作り上げることが、私の最終目標です。



株式会社フードエイド

住所:愛知県名古屋市中川区福川町2-1
電話:052-700-6184
事業内容:食肉卸・販売、飲食店経営
公式HP:http://www.foodaid2012.com/

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