経営者インタビュー

一家ダイニングプロジェクト・武長太郎社長~低価格・高回転。居酒屋仕込みの発想で、ブライダル業界へ進出

2016年10月05日

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武長太郎(たけながたろう)1977年、千葉県生まれ。中央大学法学部中退。20歳で居酒屋業態「こだわりもん一家」をオープン。その後も順調に出店を重ね、2006年には外食産業の活性化のために、千葉で飲食店の勉強会「千葉フードドリーム」を立ち上げる。2012年、ブライダルへと事業を大きく展開させ、東京タワーの麓に「THE PLACE of TOKYO」を開業。スタッフとゲストを大切にする“一家”の主として、また「あらゆる人の幸せに関わる日本一の“おもてなし”集団」の代表として躍進を続けている。

近年よく耳にする「おもてなし」という言葉。この言葉が流行する前から、それをテーマに掲げ実践している企業がある。一家ダイニングプロジェクトだ。代表取締役の武長太郎氏は、“第二の我が家”をコンセプトに若干20歳で、居酒屋「こだわりもん一家」を開業し、その後も活気あふれる九州博多の屋台を再現した人気店「博多劇場」を作り上げた。

2012年には、知識も経験もない中でブライダル事業に参入し、東京タワーのすぐとなりに敷地面積1000坪を誇る「THE PLACE of TOKYO」を開業。今やブライダル事業だけでも年商20億円にのぼり、グループ全体での売上を倍増させている。

まったくの異業種に見える「居酒屋」と「ブライダル」だが、その中に数多くの共通点を見出し、相乗効果を生み出している武長氏。同氏の考える“おもてなし”の心に迫る。

知識も経験もノウハウもゼロから始めた居酒屋で成功

【Q】初出店の早い段階から、人気店になったそうですね

店を出すために大学を辞め、20歳で出店しました。1997年当時は、まだ和風ダイニングというジャンルが確立する前で、珍しさも手伝って、リピートしてくれる方が多く、約半年後には45席が常に満員、月に750万円以上の売上を達成する繁盛店になりました。そこで、すぐに2号店を出すことにしたのです。

【Q】経営理念が3つありますが、どのようにして決めたのでしょうか?

2号店が動き出せば、創業時のスタッフは離れ離れになってしまいます。その時に、僕たちが追い求める会社の方向性を共有しようと生まれたのが3つの理念です。

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1つ目は、「お客様、関わる全ての人と喜びと感動を分かち合う」こと。
2つ目は、「誇りの持てる、『家族のような会社』であり続ける」こと。
3つ目は、1号店がそうだったように、知識や経験やノウハウはなくても夢だけは持っていよう、それに向けて挑戦し続けようという思いを込めて「夢を持ち、限りなき挑戦をしていく」という理念を掲げたのです。この3つの理念は、飲食事業部とブライダル事業部共通で、今も大切にしています。

ブライダル事業に踏み切らせた、“20歳の時の情熱”

【Q】居酒屋業態からブライダルへの展開を考えたのは、どのようなきっかけでしょう

まず30歳を越えてから、友人や社員の結婚式が増えたことでしょうか。毎月のようにご祝儀を包むより、自分でレストランウェディングの店をやった方が、面白いしビジネスにもなるんじゃないかと(笑)。

それから、私は結婚式のたびに必ず泣いてしまうのですが、こんなに『喜び』と『感動』を、分かち合える仕事が他にあるだろうか、と思ったのです。



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