経営者インタビュー

タイ人シェフの心をつかむ“おせっかい経営”で、世界に羽ばたくタイ料理チェーンを目指す~SUU SUU CHAIYOO・川口洋社長

2016年07月06日

しかし、我々のような小規模な会社からすれば、言葉の問題や文化の違いさえカバーできれば日本で働きたいタイ人はまだまだ多く、人材不足が叫ばれる日本においても、ビジネスチャンスがあると考えています。

【Q】店作りでこだわっていることはありますか?

メニューの構成については、スタンダードなタイ料理に絞り込みつつ、ローカライズさせ過ぎない“本場の味つけ”を再現しています。あまり奇抜なことや、常に流行を追うことは、自分たちがつらくなるのでやらないようにしています。それよりも素材を良くし、調理技術を向上させる、オペレーションを良くしお客様をお待たせしない等、美味しいタイ料理を提供することにだけこだわりたいと思います。

20160706_ssc_004

具体的な取り組みとして、オーダー取得後ランチであれば8分以内の料理提供をルール化しています。

各店の厨房に導入しているPOSシステムでデータ管理し、提供時間の遅れが見られれば、調理とサービスも含めた店全体のオペレーションがうまくいっておらず、お客様にご迷惑をおかけしていると判断しています。

また、店舗間の味のブレをなくすことが課題です。特に鍋を振って作る料理は、味のブレが出やすく、レシピや手順書、調理風景の動画などだけでは対応できず、仕込み方法やソースの変更など、シェフの技術の向上など懸命に取り組み続けていますが、まだまだ道半ばです。

タイ料理に軸足を置きながら、幅広い展開を目指す

【Q】最近、池袋で話題『イケチカダイニング』という商業スペースに出店されましたが、スタッフの方の反応はいかがですか?

20160706_ssc_008

池袋のイケチカダイニングに出店した
タイストリートフード

日本人のスタッフだと、名の通った商業スペースに出店するのは、誇らしく嬉しいのかもしれません。しかし、私どものスタッフはタイ人がほとんどですので、そういうことにはピンとこないようです。

彼らにとっては、目立たなくてもお客様に支持され、着実に利益が出ている安定した店で働き、少しずつでも給料が上がっていった方が、嬉しいのではないかと思います。

そういう意味では、『イケチカダイニング』は商業スペースですが、派手にオープンした施設ではなく、しかしながら立地も空間も良いので、堅実に商売をしていく私どものスタイルに合っていると、スタッフ達も感じてくれているようです。

【Q】今後の事業展開について教えてください。

2016年8月にタイ・バンコクに店を出す予定です。“本格タイ料理”を看板にしているとはいえ、“本場”タイに出店するにあたって、簡単にうまくいくとは思っていません。
しかし狙いは、単にタイへ進出するということだけではないのです。


BtoBプラットフォーム 受発注

経営者インタビュー バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

メルマガ登録はこちら
フーズチャネルタイムズ 無料購読はこちら