経営者インタビュー

タイ人シェフの心をつかむ“おせっかい経営”で、世界に羽ばたくタイ料理チェーンを目指す~SUU SUU CHAIYOO・川口洋社長

2016年07月06日

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店で人気の高い、ガイ・ガパオ・ラート・カオ

また、後で気づいたのですが、タイ料理は、タイ北部、東北部、中部、南部と4つの地域で、辛さや酸味などの味付けの特徴が異なり、さらに使う食材のバリエーションも変わるため、とにかくバラエティが豊かです。いろいろなお客様の好みに対応できる点や、鳥インフルエンザなどの問題があっても、別の食材で対応できるなど、意外と“手堅い商売”だと思います。

おせっかいすぎるくらいが丁度いい、川口社長の人心掌握術

【Q】外国人スタッフの方が多そうですが、管理や育成が大変ではありませんか?

現在、都内で13店舗を展開し、スタッフの数は計134人、社員は50人になりました。その内、約7割はタイ人を中心とした外国人スタッフで、シェフは全員がタイ人です。

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一般的にタイ人のシェフは、職人気質なシェフが多いです。そのため、シェフたちは待遇の良し悪しはもちろん、仕事に納得できなければ、辞めてしまうことも少なくありません。経営者としては、彼らと良好な人間関係を築き上げることが、最も大切な仕事のひとつになっています。

シェフの採用については、多くの場合タイで面接や調理テストを行ないます。採用が決まった場合、まず日本までの航空チケットを手配し、日本での住居の手配も必要となります。

日本に着いて以降は、仕事面以上に、生活面でのサポートが必要で、銀行口座開設や、携帯電話の契約手続きに付き添ったり、「体の調子が悪い」と言われれば、私自ら病院へ連れて行ったりもします。

【Q】スタッフに対して、そこまでするのはなぜでしょう?

店を支えるスタッフが気持ちよく働けるように、とことん面倒を見る。これは私だけでなく他のスタッフにも浸透していて、おせっかい焼きはウチの強みでもあります。

たとえば、人間関係で問題が生じている店舗があれば、本人達の話を聞いて、場合によっては他店に異動してもらうなど、小まめに対応しています。そうすると、いつの間にか仲直りしていたりします。

現地のシェフを雇って、外国の料理を専門に扱う以上、その国の文化や生活習慣、人間性を捉えた、きめ細かな労務管理は欠かせません。それらは多大な手間がかかる、言ってしまえば“面倒な仕事”です。

タイ料理業界に大手企業が参入してこないのは、市場規模が小さいことのほかに、そういう難しさを感じているからだと思います。


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