飲食店に聞いてみた

山梨で人気のクラフトビール店は、なぜ六本木から東京へ進出したのか~BeerBar富士桜

2016年06月15日

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2016年春、東京・六本木の駅近く、落ち着いた雰囲気のエリアにその店は生まれた。『BeerBar富士桜』――山梨県で「富士桜高原麦酒」というクラフトビールを製造する、富士観光開発株式会社の直営店として、国内外のクラフトビールファンから注目を集めている。

『富士桜高原麦酒』は、本場ドイツの醸造学校で学んだ醸造士が作り出す、本格的なドイツスタイルのビールだ。

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その時期しか味わえない
季節の限定ビールも登場する

スタンダードな「ピルス」、フルーティで飲みやすい「ヴァイツェン」、めずらしい燻製ビール「ラオホ」、コクのある黒ビール「シュヴァルツヴァイツェン」などがある。

『BeerBar富士桜』では、上記4種類のビールに季節限定ビールを加え、常時5~8種類の自社製ビールを取り揃えている。またゲストビールと呼ばれる、他社のビールも提供し、アメリカンスタイルのIPA(インディアンペールエール)や、フルーツビールなど、ドイツビールファン以外のファン層も取り込んでいる。

富士観光開発は、山梨県でも『シルバンズ』という醸造所直営レストランを経営しており、今回の『BeerBar富士桜』で都内へ初進出となる。

支配人の前田武志氏に、東京進出の狙いや、今後の展望について伺った。

【Q】御社が東京へ出店した理由を教えてください

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そもそも、弊社の『富士桜高原麦酒』は国内よりも、海外で高く評価されていました。アジアビアカップ(※1)で、1999年から2015年まで連続して賞をいただき、2014年にはワールド・ビア・カップ(※2)で銀賞、さらに2015年のワールド・ビア・アワード(※3)で金賞を受賞しました。しかし、製法にこだわって無濾過で非加熱のまま瓶詰めしているため、賞味期限が短く、本来はあまり輸出に適さなかったのです。

特に本場ドイツなど、ヨーロッパ圏に出荷することは困難でした。そこで、まず国内にいるヨーロッパ圏のお客様や、地元山梨以外のお客様にも、もっと広く当社のビールをお届けしたいと考えて、今回東京に『BeerBar富士桜』を出店しました。

※1 日本地ビール協会が1998年より開催している、アジアでもっとも権威のあるビール鑑評会。
(旧ジャパン・アジア・ビアカップ)
※2 アメリカで開催される、ビールの世界的なコンペティション。
※3 イギリスで開催される、ビールの世界的なコンペティション。

【Q】東京への進出は、なぜ六本木からだったのでしょうか

やはり、海外からのお客様を見込める地域だからです。六本木に直営店ができたことで、海外のビール業界の方や、記者の方にもご来店いただいています。

もちろん、国内外を問わず旅行者の方も、気軽に寄っていただける様になりました。もっと多くのビールファンの方に、知っていただければ嬉しいですね。


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