業界動向

「ノンアルコール飲料」ブームの今とこれから

2016年06月13日

バリエーションが増えたことにより、選ぶ楽しみも

近年では、大手以外の飲料メーカーからも、日本酒・梅酒・ワイン・スパークリングワイン・芋焼酎テイストなど、個性豊かなノンアルコール飲料が発売されている。

ノンアルコール

出典:ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査
サントリー ノンアルコール飲料レポート2013

ノンアルコール飲料の魅力は「お酒を飲めない人も気分を楽しめる」「酔わずにお酒気分を楽しめる」というもの。「ビールテイスト飲料はよりビールらしく」など、より本物に近い味を目指して、本物と同じ原料の使用や酒造時と同じ製法を応用するなど、各社で改良が重ねられている。

大手メーカーだけでなく、中小酒造各社もそれぞれ自社の得意分野の酒造技術を応用し、製品のノンアルコール化に挑戦している。

ノンアルコールワインは、ヨーロッパ圏の輸入銘柄も多いが、国内メーカーでは、山梨県のワイナリー・シャトー勝沼がワインテイスト飲料の「Katsunuma Grape」を2010年3月に発売。

2011年4月に小正醸造が発売した芋焼酎テイストの「小鶴 ZERO」や、2012年12月に福光屋が発売した日本酒テイストの「零の雫」など、リリースされる度に話題となった。

消費者の健康志向の高まりが新たな追い風に

トクホ(特定保健用食品)や栄養機能食品に続き、2015年4月より機能性表示制度が始まった。これを受け、ノンアルコール飲料も健康志向へとシフトしている。

2015年5月には、サッポロが日本初のトクホ表示のノンアルコールビールテイスト飲料「サッポロプラス」を、翌6月にはキリンが機能性表示食品として「キリンパーフェクトフリー」を発売。「カロリーゼロ」「糖類・糖質ゼロ」などの機能性商品は、健康に気遣う消費者からの注目も高い。

さらに2015年6月サントリーが世界初となるコラーゲン入りのノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー コラーゲン」を発売し、新たに女性の需要を強く意識した商品を展開している。2016年に入っての売れ行きは、1月~4月で14万ケースと年間販売計画を上回るペースで好調に推移しているという。

「オールフリー コラーゲンは、購入者の約2割がノンアルコール飲料以外のカテゴリーから流入しており、市場の拡大にも貢献しています」(サントリー広報部)。

ノンアルコール飲料は、すでに“新たなジャンル”から、ライフスタイルに合わせて楽しめる“定番の飲み物”として、定着しはじめている。だからこそ、メーカー各社は今後も商品バリエーションの増加やマーケティング活動の強化などを通じて、新たな需要の拡大を狙っていくことになりそうだ。

※アルコール分0.00%のノンアルコールビールテイスト飲料における(2015年サントリー調べ)

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