経営者インタビュー

スープストックトーキョー・松尾真継社長~分社化で新社長に就任。“お酒”や“和”を取り入れた新業態で、次のステージを切り開く

2016年01月19日

松尾真継(まつおさねつぐ)・・・1976年、神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、1999年に日商岩井株式会社(現双日株式会社)に入社。2001年、ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリングを経て、2004年にスープストックトーキョーを運営する株式会社スマイルズへ入社。 商品開発や経営管理も経験しながら事業全体を統括する。2008年、同社取締役副社長に就任。2016年2月に、株式会社スマイルズの分社化により株式会社スープストックトーキョー設立。同社の社長に就任。

1999年から“食べるスープ”というファストフードの新ジャンルを確立し、働く女性を中心にその支持層を拡大し続けているスープストックトーキョー。2016年2月に運営母体の株式会社スマイルズから分社化し、一層の経営拡大を狙う。

新社長に就任するのは、スープストックトーキョーを現場から支えてきた松尾真継氏。今回は、松尾新社長がこれまでスープを通じて感じてきた強い思いと、新たに仕掛ける新業態など今後の未来像を伺った。

仕組みもルールもないが、センスと味は最高に良かった

【Q】元商社マンの松尾さんが、スープストックトーキョーを選んだのはなぜですか?

大学を卒業し、総合商社日商岩井(現双日株式会社)の一番忙しい部署を希望して、配属されたのが財務部でした。約3年弱働きましたが、規模は大きいながらも個人としての手応えを感じられず、もやもやしていました。それで何か商品を目の前で扱う事業に携わりたいと思い、当時勢いのあったユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)に飛び込んだのです。

ユニクロの中でも日本で一番売り上げのある店舗を希望し、買い物のカゴ配りから始めました。店長の資格を取った頃に、新規事業として農産物事業の話が持ち上がり、立ち上げから参加しました。結局その事業は2年間で撤退することになったのですが、そこで初めて“本当に美味しいものとはどんなものか”を知ってしまいました。

そして、今後は食に関する事業に携わりたいと思っていた時に、三菱商事のベンチャー事業だった「スープストックトーキョー」に出会いました。実際に店舗へ行ってスープを飲んでみたら、とにかく美味しかったのです。その時にこのクオリティーとセンスがありながら自らファストフードを名乗るブランドであれば、いずれ世界でもやっていけるのではないかと思い、そのまま門を叩いて入社しました。

ブランドは人格。その人格が事業の道筋を決める

【Q】入社後、どのような部署にいらしたのでしょうか?

当初は商品開発を行う商品部に配属されましたが、部といっても私を含めて2人だけ。その後も物流や商品管理の仕組み作りから、冷凍スープ通販の立ち上げ、店舗運営全般の仕組みや予算作りまで、とにかく何でもやりました。性格的にも、何にでも口を出してしまう方なので(笑)。入社から3年たった時には、商品部長と営業部長、経営管理も兼務していました。

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