企業インタビュー

“日本一の居酒屋”の称号を手に、海外、介護、学習塾事業を加速~プランズ深見浩一社長

2014年08月18日

【Q】「炎丸」のコンセプトには、どのようなことを掲げていますか?

全店舗でダントツ人気の「牛もつ煮込み」も
店によって味付けや作り方を変えている

うちは「街に本当に必要とされる存在になろう」というのを経営目的にしているので、各店舗の店長と料理長の裁量に任せて、メニューや味付け、作り方を店舗ごとに変えています。ある店舗で人気のメニューでも、違う街の炎丸ではぜんぜん売れなかったりしますからね。

うちは本当に常連さんが多いんですよ。さっきもスタッフがスタンプカードを数えていたら、1年間で250回来てるお客さんがいるんですね。しかも、そういう方が1店舗に3人もいる。他にも、職場の近くの炎丸で飲んで、また家の近くの炎丸に来てくださる方とか、ある常連のご夫婦は、最初は長男を「この子、お店で働かせてよ」とおっしゃって、そのあと長女も三女もみんなうちで働いてましたから。あと、うちの店の合コンがきっかけでおつきあいが始まって、結婚まで至ったカップルもいて。僕は結婚保証書にサインしましたよ(笑)。

こういうエピソードがすごくたくさんあるので、街に必要とされる存在だな、経営目的を達成しているなあと思います。それでもたったの9年ですからね。濃い9年ですよ。

【Q】店舗展開については、どのようにお考えですか?

僕は店舗を増やすことに価値を感じないんですが、お店を出すことでテンションが上がる人はたくさんいます。スタッフはもちろん、この間、葛西に出店したら、他のお店のお客さんが「やっと葛西に出したか」と喜んでくれたり。

ただ、あんまりパーッと勢いよく店を広げて行くと、うちの店の良さがなくなってしまうので、ボチボチ増やしていけばいいかなと思ってます。例えば1年に1店舗ずつとか。うちはたくさん出して3割当たればいいとか、上の2割の店舗は儲かるけど、下の2割は赤字といったビジネスライクに飲食店を捉えるより、1店1店を深くやっていければいいなと考えています。実際に9年間で閉店させたお店は1店舗もありませんからね。

海外の超一等地のビルで「居酒屋文化」を広める

【Q】現在、海外ではシンガポール4店舗、インドネシアのジャカルタ、香港、上海に1店舗を出店されてます。そもそもどんなキッカケで海外に?

海外展開1店舗目となったシンガポールの炎丸

もともとは海外には全然興味はありませんでした。それが、居酒屋甲子園で日本一を獲ったとき、「次はアジアイチですかねえ」ということを言うスタッフがいて、僕も僕で「それ、かっこええなあ、燃えるなあ」って(笑)。それで、海外の出店は100%出資をしてもらえる状態でデビュー戦をすると決めて、アンテナを張って動き回っていたら、シンガポールのラグーナというゴルフリゾートから話が来ました。

「全部お金を出してもらったら、乗っ取られるんじゃないか」と心配する人もいますけど、知らない国でのデビュー戦はローリスクが一番大切。もし店が乗っ取られたとしても、「お金出してへんし」と割り切ればいい。ハッハッハ。それで1店舗目を出したのが4年前です。まだ乗っ取られてない(笑)。

【Q】海外事業はどのような戦略をお持ちなんですか?

海外戦略は国内とはまったく逆のことを考えています。超一等地のいい場所に、どんどんお店を出して、目立ってなんぼだと思っています。そこそこの街の路地裏でいい店を作っても、その国で日本食をPRしたことにはならないですからね。

そもそも「居酒屋って何?」という状態ですから。超一等地の街のど真ん中にドーンと「居酒屋」を出して日本流の料理やサービスを提供することでたくさんの人に見ていただける。そうして居酒屋文化を広げて行こうという戦略です。

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