食の安心・安全企業に学ぶ

プレナスに聞いた、年間3億食の食の安全・安心を守る方法

2016年06月22日

201606_plenus_main

食の安心・安全に対する消費者の目が厳しくなり、その取り組み姿勢や対応力が企業の信用に直結する時代になった。そのため各企業は、さまざまな取り組みをはじめている。

株式会社プレナスは、持ち帰り弁当の「ほっともっと」や定食レストラン「やよい軒」をチェーン展開している。年間の提供数は、3億食。当然、来店客からの食の安全・安心に関する問い合せは多く、内容も多岐にわたる。それらに迅速に対応するには、万全の体制づくりと実践力が重要となる。

今回は、プレナスで食の安全・安心を担う品質保証部 品質保証課の浦英敏課長へのインタビューを通して、同社が行う取り組みや、外食企業が自社でできること、取引先と連携して行えることのヒントをお届けしたい。

情報管理を徹底し、部門を分けて対応力も強化

201606_plenus_03

自社内で微生物検査を実施

プレナスの品質保証部では、「食に関わる企業として、食の安全・安心を提供するのは当然の使命」という考えのもと、社内での微生物検査や、従業員やフランチャイズ加盟店が使用する衛生管理マニュアルの整備、協力工場の監査など、様々な取り組みを行っている。

その中でも特に注目したいのが、商品規格書を活用した食の安全・安心に関する「お客様対応」のクオリティ向上についてだ。

商品規格書とは、商品に含まれる原材料や産地などの詳細情報を記載したもので、仕様書や商品カルテとよばれることもある。プレナスでは、自社が使用する約1000品目もの商品の規格書を取引先から取り寄せ、WEB上のデータベース「BtoBプラットフォーム規格書」で管理している。

「我々の部署の役割は、商品の安全・安心面の担保です。プレナスグループで仕入れている食材はNB商品ではなくPB商品が多いため、仕様に関する責任は当社にあると考えています。新しく商品を仕入れる際に微生物検査をするのと同じように、取引先に『規格書も作ってくださいね』とお願いしています」

では、管理している商品情報はどのようなかたちで活用しているのだろうか。

「ホームページ上でアレルギー情報を公開すると同時に、コールセンターでも商品に関する基本的な情報は把握しており、27アレルゲン(※1)などは答えられるようにしています。ただ、弊社では商品の機密保持の観点から、コールセンター担当は商品規格書のデータベースにアクセスできないようにしています。コールセンターではわからない複雑なお問い合わせや商品に関するご指摘などについては、品質保証部が対応しています」

(※1)27アレルゲン…加工食品で表示が義務付けられている7品目(えび、かに、卵、乳、小麦、そば、落花生)と表示が推奨されている20品目(あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)


BtoBプラットフォーム規格書

食の安心・安全企業に学ぶ バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

メルマガ登録はこちら
飲食店のクリスマス装飾が何でも揃う
フーズチャネルコンテンツガイド